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旭化成オフィスワン−旭興自動車学校を売却

本紙掲載日:2022-02-18
1面

株式100%−宮崎梅田学園に

 旭化成は17日、子会社の旭化成オフィスワンが旭興自動車学校(延岡市愛宕町、木本佳秀社長)の100%株式を宮崎梅田学園(本社宮崎市、梅田條尾社長)に売却すると発表した。

 旭化成延岡支社などによると、宮崎梅田学園は4月1日から同校の経営を引き継ぐ。雇用は維持される見通し。教習や講習も継続される。校名は変更しない。

 同校は1962年、地域の交通安全教育機能を担う目的で開設。以来、四輪自動車や自動二輪車の運転教習、認知機能検査や初心者講習、高齢者講習、交通安全講習などの事業を行ってきた。

 今回の決定について旭化成は、「車離れや少子化の進展などで自動車学校を取り巻く事業環境が厳しさを増す中、運営を継続し、従業員の活躍環境を維持するには、県内最大の自動車学校グループである宮崎梅田学園に譲渡することで、豊富な業界知見やリソースを活用しながら効率的な事業運営を目指すことが最適と考えた」と説明している。

 宮崎梅田学園は県公安委員会の指定自動車学校を宮崎市で4校、小林市で1校、日南市で1校運営。旭興自動車学校で7校目となる。同社は「伝統と実績のある旭興自動車学校を受け継ぐに当たり、その重責を担い、これまで通り交通安全教育機関として責務を果たし、地域の発展に貢献していきたい」とコメントした。

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