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ラナンキュラスの収穫ピーク

本紙掲載日:2022-02-25
7面

ゴージャスな冬の花、贈答用に人気−西臼杵

 結婚式場の飾りや贈答品として人気のある冬の花、ラナンキュラスの収穫が、現在、西臼杵地域でピークを迎えている。本県は長野県、香川県に並ぶ3大産地の一つで、県内では西臼杵地域が生産量1位。収穫は4月上旬まで続くという。

 JA高千穂地区によると、西臼杵郡内では生産者21戸が137アールで約80品種を栽培している。多くは大阪、東京、福岡の市場へ、一部を宮崎の市場へ出荷。大阪を経由してアメリカなど国外にも輸出している。今年は87万本の出荷を見込む。

 高千穂町岩戸で11品種3千株を栽培している土持陽宏さん(53)のビニールハウスでは、陽宏さん、妻の里美さん(54)、長男の秀志さん(28)らが白、黄、紫、ピンクなどのラナンキュラスを1本ずつ手で収穫している。

 JA高千穂地区や陽宏さんによると、コロナ禍で結婚式の中止による需要減、重油価格の上昇による経費増などで、経営面では苦戦を強いられているという。陽宏さんは「ラナンキュラスはゴージャスで日持ちもする。ホワイトデー(3月14日)などのプレゼントとして贈ってもらえたら」と話した。

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