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県北から4人と3校が入賞

本紙掲載日:2022-03-05
7面

JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト

◆延岡工業高から全国佳作に3人

 国際協力機構(JICA)が主催する「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2021」の結果がこのほど発表され、県北からは高校生の部で3人が全国入賞、中学生の部で1人が九州入賞を果たした。また、優秀な学校に贈られる「特別学校賞」に延岡市の旭中学校と延岡工業高校が、「学校賞」に同市の岡富中学校が選ばれた。

 コンテストは、次世代を担う中高生を対象に、開発途上国の現状や日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、自分たち一人一人がどのように行動すべきかを考えてもらうことが目的。

 中学生の部が26回目、高校生の部が60回目を迎えた今回のテーマは「私たちと地球の新しい未来」。全国から、中学生の部(1200字以内)に2万3170作品、高校生の部(1600字以内)に2万5215作品が寄せられた。

【高校生の部】

 高校生の部は、延岡工業3年の戸田龍真さん(機械科)、瀧本彩さん(情報技術科)、古田萌さん(同)=いずれも(18)=の3人が佳作に入った。
同校では毎年、全校生徒がコンテストに応募しており、19年度は当時1年の古田さんが、20年度は当時2年の堀田真里さん(生活文化科)がともに佳作。今年度で3年連続、しかも3人という快挙となった。


◆「1円でもいい」寄付を続け、友人にも呼び掛け・戸田龍真さん

 戸田さんは「世界を助けよう」をタイトルに、飢餓について書いた。日之影中出身。高校入学と同時に始めた寮生活で、「両親のありがたみを感じ、幸せに気付いた」という。「同じように飢餓で苦しんでいる人たちにも幸せを感じてほしい。そのために、自分ができることをしよう」と、日頃から寄付を続けていることをつづった。

 「1円だけであっても0ではない」と戸田さん。卒業後は愛知県の企業に就職するが「遠くに行っても、友人たちに呼び掛け、寄付を続けたい」。

 エッセーを書くに当たり、世界の飢餓の状況についても調べた。受賞に「素直に自分の気持ちを書いただけ。1人が1円寄付するだけでもすごい額になる。飢餓で苦しんでいる人がいることを知ってほしい」と話した。


◆「命の誕生は奇跡」重大さ発信し続けたい・瀧本彩さん

 瀧本さんは「4歳の妹の誕生の瞬間に立ち会い、命の素晴らしさを知った」という。

 しかし同時期、ミャンマーでは紛争が起こり、国内では親子の無理心中がニュースで取り上げられるなどしており、「そんなに簡単に命を落としてほしくない」と感じた。

 エッセーでは、妹の誕生、成長に寄り添う中で感じた命の重さと社会の現状をつづり、自分にできることとして「命の重大さについて、情報発信をし続けたい」という決意を記した。

 「当たり前のことを書いただけ。受賞は驚いた」と瀧本さん。「命が誕生することそのものが奇跡。一つの命を大切にしながら生きたい」と話した。


◆会社を通じて、自分もSDGsに貢献したい・古田萌さん

 古田さんは、電力会社への就職を目指す中、「私の将来はSDGs(持続可能な開発目標)のどこに関わるのか」と調べ、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の項目に関わると知った。

 「一高校生ではできないが、会社がしようとしていることに社会人として貢献できれば、やれることが広がっていく」と古田さん。「電気をつくる、運ぶ、使う過程において、2050年までにカーボンニュートラルを実現する」を目標に掲げる会社への就職を目指し、世界の電力事情や現在自分にできること、社会人として会社の目標実現に携わりたいという思いをつづった。

 3年間コンテストに応募したことで「現状について知り、どんどん世界が広がった」という。就職試験も見事に合格。「ぜひ携わって、実現させたい」と声を弾ませた。


【中学生の部】

◆自分ができる小さいことから実行したい・岩谷美空さん

 中学生の部で九州センター所長賞を受賞した岡富中2年の岩谷美空さん(14)は、「一人一人が責任を持って」をタイトルに、「自分ができることを見つけ、小さいことから責任のある行動を取りたい」とつづった。

 1年生の時、総合的な学習の時間に幼稚園へ環境に関する出前授業に行った。園児にどうすれば分かりやすく思いを伝えられるかを考え、実行した結果、園児の反応や感想から「伝わった」と感じ、うれしかった。また、環境問題は大きすぎると捉えがちだが、「大きな問題でも自分たちにできることはある」という気付きにもなった。

 受賞に「びっくりしたしうれしかった」とはにかんだ岩谷さん。「自分にできることをいっぱい見つけて、ちゃんと行動したい」と誓った。


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