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糸掛け曼荼羅、草木染など多彩

本紙掲載日:2022-04-21
7面
29日まで開かれている作品展「生命の輝きを求めて」と白浜学園の利用者

虎彦サロン(延岡)で作品展−白浜学園

 日向市財光寺の障害者支援事業所、白浜学園(小林精子理事長)の利用者による作品展「生命の輝きを求めて」が、延岡市幸町の虎彦サロンで開かれている。29日まで。開場は午前9時〜午後7時(最終日は同5時まで)。

 門川事業所、グループ夢限、新生ゆうゆうなどの利用者が作った個性あふれる作品が並んでいる。

 門川事業所からは、板に打ったくぎに順番に糸を掛けて幾何学的な模様を浮かび上がらせた糸掛け曼荼羅(まんだら)7点と、同学園内の書道教室で書き損じた和紙を竹籠に貼り、柿渋を塗って仕上げた一貫張りの作品17点。

 グループ夢限からは、細かくちぎった障子紙や和紙を風船に貼り重ねて制作した和紙のランプ10点。

 新生ゆうゆうからは、自然の草木を染料として使い、淡い色合いに仕上げた草木染10点。

 また、同学園の絵画教室のメンバー7人が自画像やサクランボなどを自由に描いた傘7点も並んでいる。

 これらの作品は、一部を除いて販売もしている。他に、利用者が紙やすりで丁寧に削って規定サイズに仕上げた木製のはがき、育てた花をレジン(樹脂)で固めて作ったイヤリングなども販売している。

 同学園の生活支援員、江藤優子さん(65)は「一人一人の特性を生かしてさまざまな作品を作っています。こういうこともできるんだと感じてほしいです」と来場を呼び掛けている。

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