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松野工業に紺綬褒章

本紙掲載日:2022-04-25
2面
紺綬褒章の伝達を受ける松野社長

企業版ふるさと納税・県に高額寄付

◆県庁で伝達

 門川町に工場を置くガラス製品製造業の松野工業(本社・大阪府)が、企業版ふるさと納税を通じて本県の地方創生に関する事業への高額寄付を行ったとして紺綬褒章を受章した。県庁で21日に伝達式があり、松野龍太郎社長が河野知事から褒状の伝達を受けた。

 紺綬褒章は、公益のために私財を寄付した個人や団体(個人500万円以上、団体1000万円以上)を対象とした栄誉で、今回は2020年度分の高額寄付に対し国から贈られた。同社は2016年以降、高額寄付を毎年続けており、受章は5回目となる。

 また、河野知事は褒章伝達と併せて、21年度の企業版ふるさと納税を活用した本県の未来みやざき創造プラン推進事業に寄付し、地方創生の取り組みの推進に多大な貢献をしたとして、感謝状を贈った。

 同社はスプレー内の撹拌(かくはん)用や、飲料のラムネ容器内に使われるビー玉といったガラス製品などを製造。宮崎門川工場(門川町)を置く本県に感謝し、できるだけ貢献しようとの思いから寄付を続けているという。

 松野社長は「36年前に工場を宮崎に移したが、人材確保の面などでお世話になっている宮崎県にできるだけ貢献したい思い。しっかり本業を頑張って、企業版ふるさと納税を続けていきたい」と話していた。

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