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アユ漁解禁前に祈願祭

本紙掲載日:2022-05-30
2面
アユ漁解禁を前に行われた五ケ瀬川安全祈願祭。神楽を奉納する大人神楽保存会

日之影町観光協会と西臼杵漁協

◆五ケ瀬川、安全と豊漁を

 6月1日のアユ漁解禁を前に、日之影町観光協会(瀧川宗利会長)と西臼杵漁業協同組合日之影支部(坂本正博支部長)は29日、同町の旧役場下駐車場で五ケ瀬川安全祈願祭を行った。関係者ら約50人が出席、釣り人の安全と豊漁を願った。

 祈願祭は2部構成。第1部の神事と式典では、岩井川神社の甲斐勝仁宮司が祝詞を奏上し、瀧川会長、坂本支部長らが神前に玉串をささげた。

 続く式典では、大人神楽保存会(甲斐義孝会長)が、水難よけを祈願する神楽「沖逢(おきえ)」を奉納。瀧川会長は「日之影町の川はアユ、ヤマメの宝庫。多くの人が来るので年間を通しての安全を願っている」。坂本支部長は「日之影のアユは全国に誇れる。皆さんの協力を得ながら全国に発信していきたい」とあいさつした。

 坂本支部長によると、アユの数は昨年並みで形は良好で、「今は水量が少ないが、梅雨時期になれば持ち直すだろう」と期待を寄せていた。

 神事と式典後の第2部では、ともに大分県日田市出身で九州を拠点に活動するチェロ奏者宇野健太さん、ピアニスト古賀美代子さんによる「癒(いや)しのコンサート」もあった。

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