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「奉仕の精神を持ち、前進を」

本紙掲載日:2022-06-07
7面
献花する代表生徒
聖母マリア像に献花した後、祈りの言葉を唱える生徒

創立67周年で式典と集い−聖心ウルスラ学園

 聖心ウルスラ学園(佐田栄子理事長)の創立記念式典と聖母の集いが5月31日、延岡市緑ケ丘の同校記念体育館であった。同高校、併設の聡明中学校・高等部、看護専攻科の生徒ら615人が出席し、聖母マリアに感謝をささげた。

 佐田理事長は学園の歴史を振り返り、「聖心(みこころ)のウルスラ宣教女修道会」総長のメッセージを代読。「火」「希望」「奉仕」の三つの言葉を生徒に伝え、「私たちの学校で勉強する人、働く人のすべてが奉仕するという精神を持ち、複雑な現代社会に勇気を持って前進してください」とあいさつした。

 式典の後、聖母マリアに感謝をささげる「聖母の集い」が行われ、代表生徒が献花した後に、全員で聖歌を斉唱。延岡カトリック教会の竹内昭彦主任司祭が聖書の一節を朗読し、「しっかり頑張る気持ちを持たないと、誰の前に立っても胸を張ることはできません。出会いを楽しみ、学びや体験、行事にチャレンジしてください」と話した。

 同校は1955(昭和30)年に「緑ケ丘学園高等学校」として創立され67周年。短期大学を設置するなどして県北の教育に貢献してきた。学校法人名は90(平成2)年に現在名に改称された。

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