大学進学へモチベーション高める
本紙掲載日：2022-06-09
8面
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尚学館中・高等部で進路講演会−延岡
延岡市大峡町の延岡学園尚学館中学校・高等部（柳田光寛校長、３１５人）は４日、進路講演会を開き、高校１〜３年生１１５人が進学への意識を高めた。
講師は長年、西大和学園中学校・高校や灘中学校・高校で英語の教諭として勤務し、現在は作家として多数の著書を出版している木村達哉さん（５８）。「大学進学に向けて」と題して話した。
木村さんは自分の生い立ちを紹介。祖母の死をきっかけに真剣に勉強し始めた高校時代を振り返り、学校の授業で教えてもらうことは限られているとし、「復習した後に自習することが大事」と強調した。
また、東京大学に合格する人は「覚えてもすぐに忘れることを知っている」「いつまでに何をどこまで終わらせるのかを意識している」「下校後の自習時間の確保を意識している」の三つができていると話した。
続けて、勉強嫌いになる原因として�（拔�する理由がない��誰かに強制させられていると推測し、将来、自分が何をしたいのかで勉強する内容は異なり「まずは自分がどのように生きていきたいかを考え、そのために主体的になって勉強して」と呼び掛けた。
高校３年生の尾中聡美さん（１８）は、生徒を代表して「夢に向かって努力するガッツに刺激を受けた。これからの勉強に対するモチベーションになった」とお礼を述べた。
講演会には保護者約７０人も参加。別室のモニターやウェブ会議システム「Ｚｏｏｍ」で視聴した。