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旭化成100周年−工都延岡の思い出(2)

本紙掲載日:2022-06-25
8面

「旭味」澱粉係、種菌室に勤務−薬品工場の創立記念日に大運動会


◆城戸富義(90)延岡市伊達町

 私は1951(昭和26)年2月に20歳で旭化成薬品工場第4課調味係に入社しました。うま味調味料の「旭味」を作る工場で、当時は小麦を使った分解法が用いられており、副生される澱粉(でんぷん)を扱う澱粉係で10年間働きました。

 その後、旭味の製造は発酵法で行われるようになり、私は60(同35)年に食品研究課の種菌室に配属となりました。そこではフラスコやシリンダなどそれまで見たこともない器具、化学記号に囲まれながら勉強の毎日。精神的な負担が大きかったことを覚えていますが、現在でも、ローマ字のタイピングで文章を書くことができているのは当時の勉強のおかげですね。

 種菌室は3交代で、旭味を作る菌を培養し、顕微鏡を見て雑菌がいないことを確認する仕事をしていました。その後、私は微生物を大量に培養できる装置ジャーファーメンターを扱う「ジャ室」へと移り、いろいろな種類の菌の培養に取り組みながら、その過程で雑菌の繁殖の速さを1時間ごとに確認する作業を行っていました。雑菌が大繁殖すると作業は中止。その繰り返しでした。

 縁あって84(同59)年には、新しい医薬の研究のため静岡県富士市の技術研究所に6カ月間派遣され、楽しい思い出がたくさんできました。この時、新幹線の乗り方も覚え、定年後には家内と2人で東京見物をすることもできました。

 現役中の思い出としては、運動会や駅伝大会があります。薬品工場は10月5日が創立記念日で、毎年大運動会が行われ、応援団の練習をするなど大変にぎやかでした。

 また年に1度の課対抗駅伝大会では、1カ月前から練習をして本番に臨んでいました。当時はまだ車が少なく、交通規制などもなかったように思います。

 駅伝は、各工場を訪問するコース。薬品、雷管、プラスチック、ベンベルグ、レーヨン、無鹿6区の中継所、火薬工場で折り返し、薬品工場前がゴールでした。旭陽会の選手らも参加する中、区間賞を5、6回いただいたこともあり、トロフィーは今でも棚に飾っています。


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