ソフトボール日本代表に旭化成２選手

アジアからＷ杯目指す

◆ＴＯＰ・川田選手が復帰
　Ｕ２３・１９歳の永吉選手

　日本ソフトボール協会は、アジアカップとワールドカップに臨む男子の日本ＴＯＰ代表と、Ｕ２３代表の選手１６人を発表。旭化成（延岡市）からＴＯＰ代表に川田直諒外野手（なおあき、３２）、Ｕ２３代表に永吉飛斗内野手（ひっと、１９）が選ばれた。

　ＴＯＰ代表は９月３〜６日、高知県四万十市である第１１回アジアカップに出場し、１１月１６日から２１日間、ニュージーランド・オークランドである第１７回ワールドカップを目指す。

　Ｕ２３代表は同じく９月１、２日に四万十市であるアジアカップで、１０月１６日から１７日間、アルゼンチン・パラナである第１回ワールドカップの出場権を懸ける。

　川田選手は抜群の身体能力と右打席からの天性の打撃センスが持ち味。日向工高出身で２０１１年以降、毎年のように日本代表に選ばれ、世界で活躍してきた。

　しかし前回、１９年の第１６回世界選手権（日本は銀メダル獲得）では代表入りを逃し、今回は代表復帰となる。

　川田選手は「前回メンバーには入れず、いろんな思いがあった。（復帰は）うれしく、年齢も上になってきたので、若い選手たちと早めにコミュニケーションを取り、チームで戦える環境をつくる。世界一を取るために、まずはアジアでしっかり切符を取ること。そして、持ち味の打撃で、試合の『ここ一番』での一本で貢献したい」。

　永吉選手は鹿児島市の鹿児島工高出身。Ｕ１５、主将を務めたＵ１８に続く代表入り。元日本代表選手の父を持ち、同じく元代表選手の旭化成・松岡真央監督を慕って、旭化成に入社した。
ポジションは二塁手で、足と肩、状況判断に支えられた深い守備位置が持ち味という。

　「年齢が上の実業団選手が多い中、選ばれ、まず驚いた。持ち味の守備で投手を助け、守りからリズムをつくること。攻撃は状況に応じた打撃で、とにかく塁に出て足を絡めたい。日本が世界で戦えるようになっている中、第１回大会なので、必ず世界一になり、技術的にも人間的にも向上したい」と楽しみにしている。