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種牛の県代表は初−西臼杵

本紙掲載日:2022-08-03
3面
拍手を送る西臼杵の関係者
7区代表として感謝状の贈呈を受ける高千穂町の佐藤さん

チームワークの勝利−若手とベテランが一丸

 「第6区種牛の部、宮崎県の代表牛として、出品番号―」。ここでアナウンスの間が4秒ほど空いた。そして「24号牛、25号牛、26号牛、27号牛が決定しました」−−。

 西臼杵の4頭が全共鹿児島大会行きを告げられると、静まった会場から拍手が起こった。西臼杵の関係者約40人も、観覧席からねぎらいと祝いの拍手を送った。

 JA高千穂畜産部の佐藤紀文部長(54)は「感無量。若い世代を中心に取り組み、その周りをベテランがサポートしてきた。そのチームワークが実った」と喜んだ。

 出品者である馬崎太志さん(28)の妻、李さん(22)は、うれし涙を流した。全共に懸ける夫の思いを見てきたからだ。

 太志さんは県代表牛決定検査会の出場が決まってから約2カ月間、午前5時から遅くて午後8時30分まで、一日も欠かさず世話に励んだ。「その努力が報われたんだと思う」。李さんは振り返る。

 本番は2カ月後。李さんは「育児や家事のことは気にしなくていい。牛に集中してもらうための環境をつくりたい」と誓う。そして「全共に行くからには、1番を取ってほしい」と期待を込めた。

 鳥取県で開かれた第9会全共で名誉賞を受賞したという佐藤部長は「今の状態を維持しつつ、さらに足元から美しさや気品を醸し出せるよう、サポートしたい」。経験豊富なベテラン勢が若手を押し上げ、一丸となって頂点を目指す。


◆日本一へ、気持ちを引き締め−注目度高い7区、代表の佐藤さん

 「残っていたのは有名な肥育農家ばかりで、不安だった」。だが、脂肪の質を競う7区の代表を勝ち取り、佐藤さんは「選ばれて良かった」と涙で赤くなった目を細め、喜びを語った。

 今大会まで、午前5時からの餌やりやこまめな見回りを行い、体調管理を徹底した。「常に牛を見て、ちょっとした異変にも気付いてあげられるよう注意した」。神経をとがらせた世話が、結果につながった。

 7区は今回の全共で初めて設けられたため、「注目度が高く、今後の宮崎牛、高千穂牛のブランド確立につながる大会になる」と自覚する。だからこそ「日本一になれるよう、残りの2カ月を過ごしたい」と気持ちを引き締めた。


◆将来を担う力が育ってきた−JA高千穂の佐藤紀文さん

 6区(総合評価群・種牛)の県代表は西臼杵に決定。2007年の鳥取大会肉牛の部で、父が優等首席を獲得したという興梠友成さんは「素直にうれしい。他の支所に比べて若いチームなので、地元の先輩方や関係機関の協力あっての代表権獲得」と謙虚に喜んだ。

 西臼杵の種牛(6区)が全共へ進むのは初めて。17年に開催された宮城県大会の県代表牛決定検査会では優勝候補と目されるも、僅差で涙をのんだ。

 雪辱が懸かる今大会では、初出場3人を含む若手中心にチームを構成。JA高千穂地区上野支部の佐藤念光さん(50)指導の下、日頃から密なコミュニケーションを図り、出品牛の購入時期を合わせるなどして臨んだ。

 責任監督役を務めるJA高千穂地区畜産部の佐藤紀文部長(54)は「将来の西臼杵を担う力が育ってきた。ベテランに比べて技術や知識は足りないかもしれないが、努力量やチームワークには目を見張るものがある」と太鼓判を押す。

 牛の調教方法や美しい見せ方についても意見を交わし「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合える良い仲間」と口をそろえる4人。「今後は西臼杵の代表であり、県の代表。みんなの思いを背負って全国一を獲得したい」と力を込めた。

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