ビーチスポーツ楽しむ−日向

元五輪代表らが子どもへ魅力伝える

　子どもたちがビーチスポーツに親しむイベント「日向ビーチスポーツフェス２０２２」が７月３１日、日向市財光寺のサンドーム日向で開かれた。小学生以上を対象にした５種目の体験教室があり、五輪日本代表経験のあるトップアスリートたちがビーチスポーツの魅力を伝えた。

　同フェスは、ビーチスポーツを楽しむ機会の創出、海岸の自然環境保全の啓発などが目的。当初はお倉ケ浜海水浴場で予定していたが、台風５号の影響で屋内に変更した。

　この日は、ビーチバレーやビーチテニス、サーフィン、アルティメット、ヨガの体験教室に合わせて約５００人が挑戦した。バレーは北京五輪男子バレー代表の山本隆弘さん、Ｖリーグ・パナソニックパンサーズの今村貴彦選手（２９）＝延岡市出身＝ら、ヨガは北京五輪新体操日本代表の坪井保菜美さん、サーフィンは日向市サーフィン連盟などが講師を務めた。

　このうち、サーフィン教室では、人工芝の上にサーフボードを置いて体験。腹ばいになって両手で水をかくパドリングの仕方や、ボードの上に立つテイクオフのこつなどを教わりながら、同連盟のメンバーの掛け声に合わせて一連の動作を何度も繰り返し練習した。

　その後は、ブルーシートの上で波乗り気分を体感したり、練習用スケートボードに試乗したりしてサーフィンの楽しさを味わった。

　また、山本さん、今村選手らによるトークショーのほか、フラダンス、キッズダンスなどのステージイベントもあり、参加者はビーチスポーツに親しみながら楽しいひとときを過ごした。

　同市の矢津田芽依さん（１０）＝日知屋小４年＝は「サーフィンを初めて体験したけど、上手と言われてうれしかった。重心を使って方向転換することが分かった。海で本物のサーフィンを体験したい」と話した。