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タイムカプセル開封に歓声

本紙掲載日:2022-08-17
6面
約150人が見守る中、掘り起こされたタイムカプセル
自分が収めた手紙や写真を探す当時の在校生ら

20年前の在校生ら「懐かしい」−日向・大王谷小

 日向市立大王谷小学校=大王谷学園初等部=(松下修士校長)で13日、20年前に埋設されたタイムカプセルが開封された。当時の在校生や教職員ら約150人が駆け付け、収められていた手紙や写真に歓声が上がった。

 タイムカプセルは創立30周年記念事業として、2002年度に中庭に埋設されたもの。

 「創立50周年を迎える20年後に開封してほしい」という内容の申し送り書が、額に入った状態で現在の副校長室(当時の校長室)に掲示されていた。また、当時の在校生らが自分宛てに書いた案内はがき701通も保管されていた。

 これを受け、現在の教職員とPTA役員は昨年秋から、案内はがきを発送するなど開封の準備を進めてきた。

 この日は「20年前の自分」から届いた案内はがきを手に、当時の在校生や教職員ら約150人が駆け付け、タイムカプセルの開封に立ち合った。

 当時、校長だった山本逸馬さん(75)=門川町南ケ丘=は、「まだ生きていますか」と書かれた自筆の案内はがきを受け取ったという。

 「おかげさまで元気です」と苦笑いしつつ「当時の大王谷小は児童数が多く、運動会のダンスが混み合って踊れないほどだった」「子どもたちを大切に思うあまり、いつも長話になってしまい迷惑を掛けた」などと振り返った。

 タイムカプセルは50センチ四方のステンレス製で、深さ約1メートルの位置に埋設されていた。重機やシャベルで土を掘り起こし、地上に引き上げられると、見守っていた人たちから拍手が湧いた。

 タイムカプセルの中には絵や手紙、当時人気だったアイドルの写真などがクラスごとに1人ずつ収められていた。それぞれ手に取り、20年前の自分と対面。「懐かしい」「恥ずかしい」と、あちこちから歓声が上がった。

 そんな中、当時6年生だった看護師の三島美砂さん(31)=宮崎市=は、あふれる涙を止められないでいた。

 「自分が何を収めたのか全く覚えていなかった」という三島さん。自分の名前が書かれた封筒から出てきたのは、3年前に急死した親友とのツーショット写真だった。

 「子どもの頃はよく野球や魚釣りをして遊んでいた。社会人になってからも付き合いは続いて、本当にいい友だちだった」

 写真は修学旅行の時に先生から撮ってもらったものだという。「きょう再会できるとは思ってもいなかった。来て良かった。宝物にしたい」と話した。

 当時6年生で、現在、中学校教諭として美郷町立美郷北学園に勤める黒木洸司朗さん(32)=延岡市古城町=は「久しぶりに同級生と会い、みんな頑張っているなと感じた。きょうを一つの区切りに、互いに励まし合って生きていけたら。そしてまた、みんなと会いたい」。

 当時、創立30周年記念事業の実行委員長を務めた柏田征雄さん(79)=日向市日知屋梶木=は「時代は変わったが、この学びやはこれからも変わらず子どもたちを見守ってくれるだろう」と、成長した姿に目を細めた。

 同校は今年度、創立50周年を迎える。10月15日に記念式典を予定している。

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