反復練習でこつつかむ
本紙掲載日：2022-09-23
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講師招き、新ばんば踊り習う−北川小
秋の運動会シーズンを迎え延岡市内の小学校では、全校ダンスとして恒例の新ばんば踊りを練習している。このうち北川小学校（大��陽子校長、１０２人）は、初めて小学校運動会に参加する１年生１８人に正しい踊り方を覚えてもらおうと、同市レクリエーション協会（工藤智徳会長）から講師を招いて、習っている。
新ばんば踊りは、延岡に伝わる伝統の盆踊り「ばんば踊り」を基調としたもの。１９６２（昭和３７）年の誕生から今年で６０周年を迎えた。
「延岡に住む一人として地元の伝統を知ることに意義がある」と同校。指導には同協会の首藤邦子副会長ら２人が当たった。
２回目の指導が１６日に同校であり、子どもたちは左足と右手に目印の赤いリボンを着けると二つのグループに分かれ、早速踊りに挑戦。首藤副会長は子どもたちに「弓を引くように」「リボンの（着いている方の）足を前に出して」など、一つ一つの動作をゆっくり見せながら言葉で解説した。
右手と左手が逆だったり、足を上げるタイミングが分かりにくい子には動きがスムーズになるように付き添って教え、何度も繰り返していくうちにこつをつかんでいった。明るく元気な「サイサイ」の掛け声が体育館に響いた。
首藤副会長は最後に今回の練習を振り返り「友達と心を合わせて踊っているのが分かりました。元気いっぱい運動会で踊ってください」と激励。
横山楓さん（７）は「手を上げたり、歩いたりする踊りが楽しかった。（運動会では）見ている人にうまいなと思ってほしいので上手に踊りたい」と笑顔で話した。