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離れたふるさとのために

本紙掲載日:2024-01-05
1面

諸塚村出身の若者、プロジェクトチーム結成

 高校進学と同時に、ふるさとを離れる諸塚村の若者たち。夢を見つけ、就職や結婚などを機に、そのまま村外で暮らしていく人も多い中、自分たちの思いを伝え、ふるさとのために活動を始めた村出身の若者たちがいる。

◆私たちにできることがある

 きっかけは昨年9月の台風14号。被災したふるさとのために、離れている自分たちにも何かできることがあるのではと、村外で暮らす村出身の高校生と大学生が、SNS(インタンーネット交流サイト)を通じてプロジェクトチーム「ONETURN(ワンズターン)」を結成した。

 被災の情報共有から始まり、「諸塚村あるある」などを発信していくうち、これまで自分たちの思いを、ふるさとの大人にきちんと伝えていなかったことに気付く。

 中心となってチームを引っ張る甲斐萌々華さん(20)=南九州短期大学2年=はこう語る。

 「久しぶりに実家に帰省すると、地域の人から『(将来は)帰ってこんとけ』と聞かれる。もちろん帰りたい気持ちはある。でも、自分の夢もある。この二つをつなげるのはすごく難しいけど、決してふるさとのことを忘れているわけじゃない。でも、そこをちゃんと伝えてこなかった」

 離れてみて初めて、それまで当たり前だと思っていた村の自然や人との関わり、そのすべてがぬくもりに感じられたという。「だからこそ私たちにもできることがある」

◇思いを言葉にし発信する

 メンバーは現在、高校生3人と大学生6人。そんな若者たちの声に、村も耳を傾ける。

 昨年12月27、28日にはメンバーらの帰省に合わせ、村内の小中学生と交流する「もろっこゼミナール」が初めて村役場で開かれた。

 勉強や遊びを通し、つながりをつくることが目的。このうち「私の夢と諸塚村」をテーマに開かれたワークショップには中学生から大学生12人が参加した。

 「父親と同じ林業従事者を目指したい」「諸塚診療所の先生たちのような、何でも対応できる総合診療医になりたい」など、それぞれの夢を発表し、その夢とふるさとをどう結び付けられるか、1人ずつ発表した。

 その形は直接的であれ間接的であれ、若者たちからは「いつか諸塚村に恩返ししたい」「諸塚村の良さをたくさん伝えていきたい」など、ふるさとへの思いにあふれていた。

 甲斐さんは「こうやって自分たちの思っていることを言葉にし、発信していくことはとても大切。実現していけるように、みんなで頑張っていきたい」と話した。

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