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今年12月着工、31年末完成へ
本紙掲載日:2017-03-09
1面

県防災拠点庁舎の正面イメージ図(県提供)

県の防災拠点庁舎

◆地上10階、概算工事費約132億円

 県は県庁本館南側の外来者第1駐車場敷地に建設する防災拠点庁舎について、順調なら今年12月末に着工し、2年後の平成31年末の完成、32年3月の供用開始を目指す。地上10階、地下1階建てで概算工事費は約132億円。十分な耐震性能と、大規模災害時の円滑な応急対策活動の場を確保する。8日の県議会総務政策常任委員会(二見康之委員長、8人)に、実施設計概要案を示した。

 同庁舎整備室によると、建物は免震構造の採用で、南海トラフ地震や熊本地震級の揺れに対しても構造体を補修することなく、また、書類やパソコンなどの散乱を抑制しながら応急対策業務を継続して行える造りとする。

 危機管理防災センターと位置付けた中階層は県防災対策本部をはじめ、国や自衛隊、消防、警察などの関係機関の十分な活動スペースを確保。屋上にはヘリポートも整備し、最大14日間の連続運転が可能な非常用発電機なども設置する。1階には来庁者や近隣住民のための一時避難スペースも設ける。

 人や環境にも配慮。多目的トイレや分かりやすい案内表示、1階のエントランスホールには県産材をふんだんに使用。スギを使った直交集成材(CLT)を耐震壁に活用するのも特徴。断熱性にも優れ、大型のパネルとして利用することで高い耐震性を確保できるという。

 駐車場は地下を含めた計3カ所に約160台分を用意。庁舎北側には平常時はイベントなどに活用する防災広場を整備する。

 併せて、建設地に建つ宮崎市の景観重要建造物指定の県庁5号館を移設し、庁舎と一体化。展示やイベントなど多目的に活用する。

 同整備室は「県民の生命・財産を守る司令塔機能を十分に果たせる庁舎としたい」と話している。