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11カ月ぶり全面開放
本紙掲載日:2017-03-11
3面

熊本地震で立ち入り禁止−高千穂峡の遊歩道

 高千穂町の高千穂峡を抜ける遊歩道は11日、熊本地震の影響で立ち入り禁止となっていた一部区間の規制が解除され、地震発生から約11カ月ぶりに全面開放された。県西臼杵支庁と高千穂町、同町観光協会でつくる高千穂峡安全対策連絡会議が10日、安全対策工事が完了した現場などを確認、散策に支障はないと判断した。

 町企画観光課によると、高千穂峡の遊歩道は昨年4月の熊本地震の影響で、一時、全面立ち入り禁止に。その後、6月までに安全が確認された一部区間を開放したものの、「真名井の滝」を望む滝見台の先から「槍飛橋」の手前まで約150メートル区間は、落石防止などの安全対策工事が必要として立ち入り禁止が続いていた。

 安全対策工事については、町が約1500万円の予算を確保し、今年1月に着手。落石の恐れがあった岩盤に縦16・5メートル、横14メートルのワイヤロープを設置したほか、遊歩道脇の約40メートルに落石が発生した際の飛散を防止する対策も取った。

 10日の現場確認には、同支庁林務課や町企画観光課、町観光協会の職員ら14人が参加。工事が完了した現場に加え、昨年6月の記録的な大雨による河川の増水で流失、破損した転落防止柵などの設置状況を確認した上で、規制の解除を決めた。

 このほか、同じく地震の影響で立ち入り禁止となっている高千穂神社の神楽殿裏から高千穂峡の神橋までの遊歩道も歩いて確認。遊歩道に落ち葉がたまるなどしていたため、それを取り除いた上で早い段階で開放することとした。