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寒さと飢えに耐えて−古舘豊さん解説
本紙掲載日:2017-06-28
7面

第14回平和祈念資料展の展示資料から(2)

◇厳冬の森林伐採

 シベリアでの強制労働は圧倒的に森林伐採が多い。スターリンが命令を出しますが、それは遅れたシベリアの地を開発する基本が森林伐採なのです。森林伐採の次に多いのが鉄道の敷設、シベリア鉄道の修復、そして第2シベリア鉄道(バイカル・アムール鉄道)の建設。ほとんどのシベリア抑留者が森林伐採と鉄道敷設をさせられています。

 冬場が森林伐採に適していたそうです。厳寒期には雪があり、切り倒した木材を運びやすいからです。夏だとシベリアは空気が乾燥していますので、伐採した時に葉っぱと葉っぱがこすれ合い火災が起きるそうです。森林火災になったら止めるのが大変。だからほとんどが森林伐採は真冬なのです。

 気温がマイナス30度より下がると作業は中止。ソ連の収容所の所長が決定したそうです。ところが、気温がマイナス20度、マイナス10度でも風が強いと体感温度はもっと下がる。その中で働かされました。

 強制労働でジャガイモ畑の作業に回されると、帰国は早いのではないかと感じたそうです。日本人抑留者は常におなかが空いていますから畑のジャガイモを取って食べる。すると体力がだんだん回復してくる。見た目で体力が回復した者から帰国させるというふうな方法をソ連軍が取ったそうです。

◇キャベツ畑の番人

 関豊さんの「キャベツ畑の番人」という絵は、キャベツ畑の番人として作業した体験を描いています。この畑にはキャベツがほったらかしになって積んであるので、夜な夜な日本人抑留者が盗んでいく。それを防ぐために日本人を監視に立てます。ソ連は労働に対してノルマを課しています。1個もキャベツを盗まれなかったらばノルマ100%達成。それでやっと1日1食は100グラムの黒パンが支給されます。

 関さんが監視に立っても、仲間がやっぱり盗みに来る。それを追い払うと収容所の中で仲間外れになります。盗みに来た者を防止するとソ連兵には喜ばれますが、仲間にはいじめられるというどうしようもない状況。非常に悩んだそうです。「本当にこの番人だけは嫌だった」と言っていました。

◇黒パンをめぐっての争い

 シベリアの日本人抑留者はどんな食事をしていたのでしょうか。終戦後の1945年の夏から冬にかけてソ連も大変な飢饉(ききん)状態でした。ドイツとの戦いにより穀倉地帯であるウクライナなどが全滅して、ソ連領内の食糧事情が非常に悪かったのです。そこに約50万人、60万人の日本人の収容者や抑留者が来て働かされるわけです。日本人への食糧分配は一番最後になります。

 一日の食事は黒パン350グラム、朝昼晩飯ごう1杯のお粥(かゆ)です。しかし実際に黒パンは1日350グラムではなく100グラムがせいぜいだったそうです。

 支給された黒パンを収容所のグループで分けます。その分け方は1ミリ、2ミリの違いで争いになります。ですから自分たちで作った天秤はかりで公平に分けます。

 切り分けたパンを誰が最初に取るかは、皆でくじ引きしたり、じゃんけんしたりして決めるそうです。もし、皆さんが一番になったらどの部分を取るでしょうか。

 1本の黒パンには必ず両端があります。一番くじを引いた人は、その端っこの部分を取るそうです。歯ごたえが全く違うからです。真ん中は柔らかすぎてすぐ飲み込んで食べた気がしない。ところが端っこの〃耳〃の部分は歯ごたえがあり、ずっと食べていられるという幸せ感があったそうです。