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迎え火の中で再会−美郷町南郷の師走祭り

本紙掲載日:2018-01-27
1面
燃え上がるスギやぐらの迎え火の中、神門神社へと進む御神幸行列(26日午後6時20分ごろ、美郷町南郷神門)

 百済王族の亡命伝説に由来する「師走祭り」が、1月26日から美郷町南郷の神門神社を中心に開かれている。初日夜には恒例の「迎え火」が行われ、壮大な炎が南郷の冬の夜空を明るく照らし、訪れた大勢の見物客を楽しませた。

 神門神社近くの一の鳥居周辺には、高さ約5メートルのスギやぐら26基が建てられ、午後6時になると、そのすべてに順次火が放たれた。炎はみるみる勢いを増し、火の粉を散らしながら冬の夜空に舞い上がった。

 やぐら点火からほどなくして、王族の父・禎嘉王を祭る神門神社と長男・福智王を祭る木城町の比木神社の一行による御神幸行列が一の鳥居に到着。出迎えの炎と見物客に見守られながら鳥居をくぐり、神門神社境内でのお着きの儀で「上(のぼ)りまし」を締めくくった。

 祭り2日目の27日は、王族を助けたといわれる地元の豪族「ドンタロ」さんを祭る塚でのお礼祭り、王の衣類を洗濯したという故事にちなむ小丸川での洗濯行事、夜神楽奉納などが行われた。

 28日の最終日は「下(くだ)りまし」。神門神社境内で午前11時ごろから、悲しみを隠すために顔を黒く塗り合うヘグロ塗り、同30分からは一の鳥居で「おさらばー」と叫びながら比木神社へと戻る一行を見送る別れの行事などがある。

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