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手軽に「青々」長期保存−ヘベス

本紙掲載日:2019-01-12
1面
アルミホイルをむくと濃い緑色のヘベスが
冷凍室から取り出したばかりのアルミホイルに包まれたヘベス。左がハウス物、中央が露地物、右が完熟したヘベス
アルミホイルから取り出した状態
中身もきれいなまま

日向市の黒木さんが“発見”

◆アルミホイルに包んで冷凍

 日向特産のヘベスを生産する「かくちゃん農園」代表の黒木覚市さん(71)=日向市塩見=が、家庭でも手軽にできるヘベスの長期保存方法を発見した。一玉ずつアルミホイルで包んで冷凍すれば、劣化を防ぐことができるという。「ぜひ家庭でも試してもらい、いつでも新鮮な味わいを楽しんでほしい」と話している。

 ヘベスは、同じ緑色で香酸かんきつ類のスダチよりも玉が大きく、カボスよりも香りが優しいのも特徴。収穫時期は8月から10月中旬で、10月下旬には完熟し、果皮は濃い緑から黄色へと変わる。

 「日向のへべす消費拡大プロジェクト会議」によると、現在、日向地域の農家76戸がハウス物と露地物合わせて年間150トンを生産している。大半が県内で消費されているが、首都圏でも認知されはじめ、人気は高まってきているという。

 一方、ヘベスは果皮が薄く果汁率が非常に高い半面、長期保存が難しい。市場で需要があるのは完熟していない緑色の状態のもののため、周年出荷は確立されておらず、販路拡大には課題がある。

 県議会議員だった61歳から生産を始めた覚市さんも「周年出荷をどうすればできるかずっと考えていた」。JAや県内の大学など関係機関と保存方法の研究を重ねてきたが、なかなか成果は上がらずにいた。

 そんな中、今回の発見は偶然の産物だった。次男の嫁で社員の黒木真由美さん(42)は一昨年の9月、収穫したヘベスをアルミホイルで包み、冷蔵庫の冷凍室に入れて保管した。

 試験的なことでもなく、何気なしの作業だったため、保管していたことは忘れていた真由美さん。ふと、思い出したのは昨年の6月。収穫から9カ月後だった。

 アルミホイルを剥がしてみると、きれいな濃い緑色のままだった。包丁で切り、実を確認したところ、香も味も収穫した当時と何ら変わらなかった。

◆いつでも新鮮−販路拡大に期待

 これまで各家庭で行っていた長期保存と言えば、冷蔵庫で保存する工程は同じだが、容器はポリ袋やラップなど。期間は約20日ほどだった。

 年をまたいで保存できたことに「本当にびっくりした」と覚市さん。念のため、昨年も9月に収穫した物をアルミホイルに包んで冷凍室へ。4カ月後の今年1月に開封したところ、やはり収穫時と変わらない状態だった。

 その話を聞いた友人の重黒木一夫さん(69)=比良町=も早速、試してみた。10月に収穫した20個を同様の方法で保管。12月末に恐る恐る確認すると成功していた。「半信半疑で試してみたけど本当やった。近所に配ったら喜ばれた」と驚いていた。

 覚市さんによると、アルミホイルで包む際は、隙間ができないよう全体をしっかりと覆うことが大切。2重にするなど、より密封度を高めた方が成功率が上がるという。

 市や門川町、県、関係機関などは平成28年から、日向地域特産のヘベスの生産を県全域に広げ、ブランド化を図る取り組みを始めている。

 覚市さんは「今や日向だけでなく宮崎県のヘベス。この保存方法をしっかりと検証して機械化を図り、産地拡大に加え、販路拡大ができたらいい」と希望を膨らませた。

◆61歳からの挑戦

 長年市議や県議を務めた黒木覚市さんがヘベスの生産を始めたのは、県議時代の61歳。生産者に「種無しのヘベスをつくらないか」と持ち掛けたが、賛同を得られなかったため、自分でやることを決意。2年物の苗を1000本購入し、約1ヘクタールの農地に植えた。

 農地は周りに他のかんきつ類がない場所を選び、花粉を運ぶハチへの対処を徹底。花の咲く前、五分咲き、八分咲きの3回のタイミングで薬を散布するなど手間を掛けた。

 4、5年かけてようやく収穫した実は見事に種なし。以降、少しずつ苗を増やし、今では1200本を栽培。9年目の昨年は18トンを収穫。JAに出荷するほか、自社でもネットで販売している。

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