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ブッポウソウが巣箱に

本紙掲載日:2019-07-01
1面
巣箱で子育てするブッポウソウ。盛んに餌を運んでいる

ひな鳥の巣立ち間近−延岡市北方町

 絶滅の恐れがある希少な野鳥「ブッポウソウ」が、延岡市北方町内に掛けられた巣箱に初めて営巣した。親鳥が盛んに餌を運んでおり、ひなの巣立ちも近いとみられている。

 巣箱は、同町の舩倉実義さん(66)が一昨年11月、ブッポウソウの保護に詳しい日本鳥学会員の合田延寿さん(71)=香川県高松市=と町内の街灯など17カ所に設置した。

 舩倉さんによると、今年は4月23日に2羽の渡来を確認。ムクドリが利用した後の巣箱に出入りし、数日前からひなとみられる鳴き声が聞こえるようになったという。ひなの姿はまだ確認できないが、親鳥がトンボなどの餌をくわえて戻る頻度は高くなっている。

 ブッポウソウは全長約30センチ。青緑色で赤いくちばしをした美しい姿から「森の宝石」と呼ばれる。夏鳥として東南アジアから日本に渡り、樹洞や橋脚の隙間などに営巣する。生息環境の悪化で飛来地や個体数が減少しており、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧毅体爐忙慊蠅気譴討い襦

 五ケ瀬川に架かる川水流橋は毎年1組のつがいが営巣していたが、橋の架け替え工事に伴い繁殖が危ぶまれる状況にあった。

 合田さんによると、ブッポウソウは一度使った巣箱を同じ個体が繰り返し利用する傾向にあり、来年以降も営巣する可能性が高いという。

 舩倉さんは「昨年は繁殖が確認できなかったので心配していた。巣箱を利用してくれてうれしいし、無事にひなが巣立ってほしい」と話し、子育てに忙しい親鳥の姿を遠くから優しく見守っている。

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