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県庁で土呂久公害パネル展

本紙掲載日:2019-08-07
3面
土呂久公害のパネル展(県庁)

 高千穂町・旧土呂久鉱山のヒ素公害についてのパネル展が12日まで、県庁本館1階西側展示スペースで開かれている。

 1971年に同鉱山での亜ヒ酸製造に伴う住民の健康被害が問題提起され、県が調査を実施。一帯の環境汚染と、慢性ヒ素中毒症とみられる患者が確認された。

 国は73年に、当時の「公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法」により、土呂久地区を公害病の指定地域とし、指定疾病を「慢性砒素中毒症」と定めた。

 パネル展はこうした一連の動きを年代ごとに写真や表などの資料を交えて紹介。慢性ヒ素中毒症の被害者を支援するアジア砒素ネットワークの活動も取り上げている。

 県環境管理課によると、これまでに認定された土呂久地区の被害者は207人。今年6月末現在、生存者は46人で平均年齢は82歳という。パネル展は27日〜9月8日に県立図書館でも開く。

◆31日に講演会

 講演会「宮崎の土呂久公害に学ぶ〜医師の視点を踏まえて」が、31日午後2時から県立図書館(宮崎市船塚)である。参加費無料、先着100人。

 同公害による慢性ヒ素中毒症について40年以上研究を続けている出盛允啓医師(宮崎市)が、これまでの経験を交えながら、医学的見地から語る。申し込みは県環境管理課(電話0985・26・7082、ファクス0985・38・6210)。23日締め切り。

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