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令和の夏〜水紀行(2)

本紙掲載日:2019-08-16
6面

祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク

◆祖母山一合目の滝(大分県竹田市)−滝音涼し、精霊の渓谷

 灰色の空が少しずつ青みを取り戻し、雲に隠れた尾根からとがった岩山が姿を現す。

 大分県竹田市荻の白水の滝から約30分。同市神原の祖母山登山口に着いた。「山頂は雨だったのに…」。下山したばかりの登山客が、ぬれたシャツを着替えながら少し恨めしそうな顔で空を見上げる。

 「どちらから?」

 「熊本から。早起きして来ました」

 そんな会話をかき消すほどの滝音が駐車場下から聞こえてくる。ここは祖母山1合目。滝の名も「祖母山一合目の滝」だ。

 登山道を少し下れば滝つぼに出る。滝は落差18メートルと小ぶりだが、雨上がりで水量を増した姿には迫力がある。別名「暁嵐(ぎょうらん)の滝」。漢字だけを見ればこっちの名の方がふさわしく思える。

 滝がある神原渓谷は、祖母山を源流とし、大野川支流・神原川沿いに約9キロ続く。たくさんある滝の中でも、1合目の滝は最も美しいと言われている。ぽっかりと開いた空から差し込む日の光が、滝口を落下する水にスポットを当てる。滝つぼの奥は周囲の色を吸い込んだような深い緑色をしていた。

 登山道は沢沿いに整備され、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、コハウチワカエデなどの自然林の中に「寝覚めの滝」「御社の滝」などが深山幽谷の景趣をつくりだす。

 そのまま山頂を目指すのもいいが、本格的な登山が苦手という人には5合目付近で折り返す周回コース「精霊の渓谷トレッキングコース」がある。

 3年前、地元の自治会などでつくる「祖母山麓自然・人共生空間整備プロジェクト実行委員会」(工藤桂太会長)が、ユネスコエコパークの登録を見越して整備した。

 総延長約2・5キロ、高低差200メートル。日本トレッキング協会事務局長の助言で設定したというコースは、初心者でも1時間30分ほどで往復できる。

 祖母山は別名「嫗岳」(うばたけ)。山中には、1968(昭和43)年に植物学者の牧野富太郎氏が発見した固有種ウバタケニンジンや絶滅危惧種のキレンゲショウマなどが自生する。特別天然記念物のニホンカモシカが生息し、上空にはクマタカの姿も見られる。

 委員会は、こうした希少な動植物を保護しつつ、5合目の小屋から先には上級者向けのトレッキングコースも設定した。エコパーク登録を機に訪れる人が少しずつ増えているという。

 祖母山の懐の深さを再発見させてくれるトレッキング。委員会の工藤会長(44)は「まだ知られていない滝がある。秘境の滝を巡るコースも設定したい」と話し、さらなる魅力発信に意欲を見せていた。

          ▽        ▽

 神原地区は、古くから神々の里として知られる。神の里交流センター「緒環」(おだまき)は、この地に伝わる大蛇伝説について書かれた平家物語の「緒環の章」にちなんで名付けられた。

 地元の人たちが自ら運営し、杉をふんだんに使った施設内では薬膳料理などが楽しめる。農林産物の直売コーナーなどもあり、気軽にくつろげる交流拠点となっている。

 近くには、飛鳥時代に建立されたという健男霜凝日子(たけおしもこりひこ)神社の下宮や遙拝(ようはい)所もある。

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