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榎倉香邨の書−牧水をかく

本紙掲載日:2019-12-19
6面
若山牧水記念文学館で開催中の企画展「榎倉香邨の書」

日向市へ寄贈した17点を展示中−記念文学館

 日向市東郷町坪谷の若山牧水記念文学館(伊藤一彦館長)で企画展「榎倉香邨(えのくら・こうそん)の書―牧水をかく―」が開かれている。来年1月19日まで。

 榎倉さん(96)=兵庫県在住=は、日本芸術院賞や日展文部大臣賞など多数の受賞歴がある現代最高峰のかな書道家。牧水短歌を書で表現することをライフワークとしている。

 今年1月、牧水没後90周年記念事業として宮崎市の県立美術館で個展を開いた際、出展作品の中から19点を日向市に寄贈していた。

 今回はその中から、幅約2・4メートルの大作「ほたほたとよろこぶ父のあから顔この世ならぬ尊さに涙おちぬれ」(第6歌集みなかみ収録)など17点を展示している。

 同文学館職員の荒砂正伸さんは、寄贈作品について「牧水に心酔した先生がその世界を表現している。市民の宝であり、次代に伝えるのが文化施設の役割」と話し、「榎倉先生の作品を展示できることは奇跡に近い。ひんやりとした展示空間と先生の作品の持つエネルギーとの素晴らしいコントラストを感じてほしい。時代を超え、牧水と出会って生まれた作品をぜひ鑑賞してほしい」と、多数の来場を呼び掛けた。

 開場は午前9時〜午後5時(入館は同4時30分まで)。毎週月曜日と年末年始(29日〜1月3日)は休館。ただし1月13日は開館。入館料は高校生以上310円、小中学生は100円、20人以上の団体は2割引き。

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