コープみやざき、北小路に出店

延岡市内では２店目−４、５月に着工

　生活協同組合コープみやざき（本部・宮崎市、真方和男理事長）が今秋、延岡市北小路にスーパーマーケットの「コープみやざき北小路店」を出店することが分かった。県内１６店目、市内では２号店となる。
　
　コープみやざきによると、出店予定地は宮崎銀行祇園町支店に隣接する旧ダイエー跡地（藤仲興産所有）。敷地面積約２４００坪（７９４０平方メートル）、店舗面積約４７０坪（１５５０平方メートル）の一部２階建てで、地上と屋上全面に１５０台超分の駐車場を確保する。

　同市浜町店と同規模の食料品や日用品を取りそろえる計画で、人気のベーカリーや、クリーニング店も出店。購入した商品を飲食でき、お茶などを無料提供するテーブル席の「くつろぎコーナー」（イートインスペース）のほか、オストメイト（人工肛門・人工ぼうこう造設者）対応の多目的トイレも設ける。

　４、５月に着工予定。外装は系列店と異なり、城下町を意識した黒基調の落ち着いたデザインとする。営業時間は毎日午前１０時〜午後８時。新規雇用として８０〜９０人を地元から採用するという。年間約１２億円の売り上げを目指す。

　西村清志店長らスタッフは現在、周辺地域の約４千軒を個別訪問して、出店の案内や要望調査を実施中。「人口の３分の１が６５歳以上で、一人暮らしや夫婦のみのお年寄り世帯も６割を超えており、そうした方々が買いやすい量目や品ぞろえ、できるだけ加工度の進んだ商品をご提供したい」と話している。