期待の新戦力４人が加入－旭化成柔道部

本紙掲載日：2021-04-16

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見据える２４年パリ五輪

　旭化成柔道部に今春、大卒新人の新戦力が加わった。３月に亡くなった１９９２年バルセロナ五輪金メダリスト古賀稔彦さんの次男・玄暉（６０キロ級）、藤原崇太郎（８１キロ級）、飯田健太郎（１００キロ級）、後藤龍真（同）の４人。古賀、藤原、飯田の３選手は世界選手権（６月、ブダペスト）代表に選ばれており、３年後のパリ五輪を見据え、強豪実業団で技を磨く。

◆古賀玄暉（こが・げんき）６０キロ級

　愛知・大成中、大成高、日体大。４月の全日本選抜体重別選手権、２０１８、１９年世界ジュニア選手権、１８年全日本ジュニア選手権で優勝。得意技は足技。１７０センチ。２２歳。神奈川県出身。

「最高の環境で稽古できることに感謝し、皆さまに結果で恩返ししたいです。世界選手権で優勝することが今の目標。最終的な目標は、パリで金メダルを獲得し会社に貢献することです」

◆藤原崇太郎（ふじわら・そうたろう）８１キロ級

　兵庫小野中、東京・日体荏原高、日体大。２０１８年グランドスラムエカテリンブルグ大会、同年グランドスラムパリ大会、１９年グランドスラムデュッセルドルフ大会で優勝。得意技は大内刈り。１７５センチ。２２歳。兵庫県出身。

「旭化成のスポーツに対する支援と、素晴らしい環境で競技できることに感謝し、お世話になっている方に柔道で恩返ししたいです」

◆飯田健太郎（いいだ・けんたろう）１００キロ級

　神奈川・大野北中、東京・国士舘高、国士舘大。４月の全日本選抜体重別選手権、２０１７年グランドスラムパリ大会、同年講道館杯、１９年グランドスラムデュッセルドルフ大会などで優勝。得意技は内股。１９０センチ。２２歳。神奈川県出身。

「素晴らしい環境で柔道ができることに感謝して、まずは目の前の世界選手権で優勝できるように準備したいです」

◆後藤龍真（ごとう・りゅうしん）１００キロ級

　熊本・鎮西中、鎮西高、東海大。２０１７～１９年全日本学生大会団体戦で優勝。１８年全日本学生体重別選手権で準優勝。２０年全日本選手権ベスト８。得意技は内股。１８２センチ。２２歳。熊本県出身。

「旭化成柔道部という、とても素晴らしいチームの一員として、団体日本一、個人も日本一、世界一を目指し日々精進します」