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川底に沈む児童を救助

本紙掲載日:2022-09-29
3面
十屋市長から感謝状を受けた中竹さん(左から2番目)=日向市役所

中竹さんに感謝状−日向市水難事故防止対策協

 日向市水難事故防止対策協議会(会長・十屋幸平市長)はこのほど、同市東郷町羽坂の坪谷川で溺れていた市内の小学6年男子を救助した会社員中竹一優さん(30)=同市塩見=に感謝状を贈った。

 水難事故は今年8月14日午後3時36分ごろ発生。現場に居合わせた中竹さんが助けを求める男児の妹の声に気付き、自身の5メートル先の水深約2メートルの川底に沈む児童を発見。中竹さんが潜って児童を水中から引き上げ河原まで運んだ。児童は、東郷グラウンドからドクターヘリで県立延岡病院に運ばれ無事だったという。

 贈呈式は市長室であり、十屋市長、市消防本部の松木嚴生消防長らが出席。十屋市長は、中竹さんに感謝状を手渡した後、「勇気ある行動、迅速な対応で男児の尊い人命が救われた。改めて中竹さんの行動に敬意を表したい」とたたえた。事故翌日に男児の無事を聞いたという中竹さんは「気付いた時には川に飛び込んでおり必死で助けた。先輩の息子で昔から知っていたので、無事で良かった」と話した。

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