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冬の夜空に花火広がる

本紙掲載日:2022-12-12
3面
約1500発の花火が打ち上げられた第36回きたうら納涼花火大会

北浦「距離近くすごい迫力」

 延岡市北浦町古江の北浦臨海パークで11日、第36回きたうら花火大会があった。湾外側の堤防から約1500発の花火が打ち上げられ、大勢の人が夜空に浮かび上がる色鮮やかな花火を楽しんだ。

 例年、盆休みの8月16日に行われていた恒例の花火大会。新型コロナの感染拡大のため2年間、開催できなかったが、今年はステージイベントを行わないなど、規模を縮小、時期も冬季に変更して開催した。

 打ち上げを待つ人からカウントダウンの声。「3、2、1」と掛け声に合わせて海の方角から花火が打ち上げられ、頭上いっぱいに鮮やかな花火が広がった。その後も次々と光が夜空を彩り、人々を楽しませていた。

 家族で訪れていた山口喜義さん(66)は「北浦の花火は、距離が近いので、迫力が違いますね」。友達と参加した甲斐彩実香さん(13)は「めっちゃキレイだった。最後の(大量の花火が一斉に打ち上がる)ところとか、特に感動した」と笑顔だった。

 同花火大会実行委員長の林伸典さん(42)は「お年寄りから小さいお子さんまで『花火大会をやってほしい』という要望が多く寄せられていたので、なんとか年内に間に合って良かった。台風14号や物価高騰など、大変な一年だったが、来年に向けて最高の思い出にしてほしい」と話していた。

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