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音楽ライブで地域盛り上げ

本紙掲載日:2022-12-20
8面

地元の佐伯さん企画−五ケ瀬町鞍岡

地域活性化を目的としたライブイベント「XmasNightMUSICBAR(クリスマスナイトミュージックバー)」が10日、五ケ瀬町鞍岡の複合型交流施設「祗園テラス鞍楽(くらら)」で開かれた。30〜60代の地元住民らでつくるバンド3組が計9曲を披露。会場には子どもから大人まで約70人が訪れ、奥山に響く演奏と歌声を楽しんだ。



◇障害を抱えながらも−頑張る姿、苦しむ人の励みに

 ライブイベントを主催したのは、同町鞍岡出身の実業家佐伯貴知さん(35)。

 佐伯さんは2010年に東海大学農学部を卒業後、福岡県で教職に就いた。理科を教えながら不登校傾向の生徒支援などに力を尽くしていたが、14年、旅先のカンボジアで日本との教育格差を痛感したことを機に退職。翌15年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で募った有志らとともに現地に学校を建てた。
住民らによる自主運営が可能になったことを見届け、建設から約半年後に帰国。4年間の人材派遣会社勤務を経て、恩師の勧めで帰郷。常勤講師として町立鞍岡小学校で教壇に立った。

 しかし、同級生13人のうち地元に残っていたのは当時、自身を含めて4人。町外へ移住した級友から「帰りたいけど、仕事がない」という声を聞き、「10年、20年後に今の子どもたちが帰って来られる五ケ瀬町をつくりたい」と今年4月に退職を決意した。今は同地区で若者の雇用を生み出すため、スマート農業を支援する会社の設立準備を進めているという。

 佐伯さんは、筋線維の壊死・再生を主病変とし、筋力低下が進行する難病「筋ジストロフィー」の顔面肩甲上腕型(FSHD)を小学4年生の頃に発症、現在は腕がほとんど上がらないなどの障害があり、特別身体障害者判定を受けている。

 ライブイベントは「重度の障害を持つ自分が頑張る姿を見てもらい、さまざまな理由で苦しんでいる人の励みになれば」と企画。自身も出演し、10年前にまったく指が動かない状態から習い始めたというギターの生演奏を披露した。

 来場者は、生き生きと演奏する出演者へ手拍子を送り、頭を左右に揺らすなどしながら鑑賞。楽しそうにほほ笑んだり、感涙しながら聞き入る姿も見られた。

 今後は5月と12月に年2回の定期開催を計画しているといい、来場した興梠千保美さん(62)=同町鞍岡=は「鞍岡の若者たちが鞍岡を盛り上げようと頑張っている姿に感動した。私たちも『もっと頑張ろう』という気持ちになった」と笑顔。

 佐伯さんは「教え子も見に来てくれていてうれしかった。大人がはしゃいでいる姿は普段、あまり見せられないと思うので、このような催しを通して『大人って楽しいんだな』って。未来につながるイベントになれば」と話していた。

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