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米こそが食事の主役−糖質高い、偏った考え方

本紙掲載日:2023-02-07
3面

保険税値上げストップ作戦

◆日本健康食育協会代表理事・柏原さんが講演

 延岡市が3回シリーズで開いた「介護保険料・国民健康保険税値上げストップ作戦」講演会の最終回がこのほど、延岡総合文化センター小ホールであり、日本健康食育協会代表理事の柏原ゆきよさん(食アスリート協会副代表理事)が米を中心とした食事の効果を語った。

 同講演会は市民の健康づくりを推し進めることで介護保険・国保税を現行以下にすることを目的に、昨年11月から柏原さんを講師として、骨の健康や塩分摂取などをテーマに開催。今回は「心と体が若々しく元気になる『ごはんの食べ方』〜簡単!楽ちん!食費ダウン!」のテーマで話した。

 柏原さんは人間の体が食べた物でしかつくられないことを改めて説明し、100歳以上の長寿者はほぼ1日3食を欠かさず、特に朝はしっかり食べていることを紹介。50歳以降を元気に生きる上で大事な体力維持、筋力と骨の維持、体温アップのためには、カロリーとなる炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質が不可欠だと訴えた。

 だが、日本人のカロリー摂取量は高度経済成長期をピークに、現代は戦後すぐの1946年と同じ水準まで低下していることを図解。米の消費量がピークだった62年からの60年間で3分の1まで減って、おかず中心の食事になっているのが原因とした。

 長い歴史の中で穀物主体の食生活を送ってきた日本人は、炭水化物を中心としたバランスが重要だと語り、厚生労働省が推奨する「炭水化物60%、脂質25%、たんぱく質15%」の効率よいカロリー配分を紹介。炭水化物や糖質を控えた食事は、病気のリスクを高める可能性が大きいとして、ダイエット志向への偏りに警鐘を鳴らした。

 国内約35万人を追跡調査したBMI(肥満度を示す体格指数=体重キロ÷〈身長メートル×身長メートル〉)と死亡リスクの疫学研究では、男女とも特に肥満なBMI30以上の人よりも標準体型に満たない同14〜18・9の人の方が、大幅に死亡リスクが高かったと報告。痩せすぎは骨や筋肉の量が少なく、寝たきりの要因にもなると指摘した。

◇燃焼効率が圧倒的に高い米

 しっかりした食事で骨や筋肉の状態が良くなれば体重自体は増えることもあるが、「熱を生み出し(燃焼)、どんどん使って(代謝)、しっかり出す(排出)」ことで、胃腸が活発に動いて、おなか回りが引き締まると強調した。

 特に、米はパンや麺といった小麦類より圧倒的に燃焼効率が高く、米の食物繊維は野菜や乳酸菌などよりも胃腸内の環境を整える効果が優れていることを解説。「米は糖質が高いから太りやすい」「血糖値が上がる」といった情報は偏った考え方で、メリットの方が大幅に勝ると話した。

 柏原さんが食事指導した営業職の60代男性は、朝食を取ったり取らなかったりで外食中心だったが、麺類や丼物を極力控え、飲酒後も含め米とみそ汁を含む3食をしっかり取るようにしたところ、2カ月間で腹囲が100センチから91センチに、体重も73・5キロから67キロに改善したと紹介。スクリーンに比較写真が映し出されると、来場者は腹部の引き締まり方に驚いていた。

 米はほかに─炭水化物や食物繊維だけでなくたんぱく質、ビタミン、ミネラルとほとんどの栄養素を持つ▽余計な脂質を含まず、食事のカロリーバランスが整う▽加工せず食べるので余計な調味料や油、添加物が入りにくい▽腹持ちが良いので過食を防止し、甘いものへの欲求を減らす▽アミノ酸スコアが小麦35点に対して米は65点と優秀なたんぱく源▽調理が簡単でコストが安くおいしい──など、多くの面で優れ、食事の主役とすべき食材だと力を込めた。

 栄養面は米と大豆類の組み合わせが抜群で、普段の3食は野菜やきのこなど具だくさんのみそ汁をおかずにした一汁一菜で構わないと説明。ごはん6、おかず4の割合で、必ずよくかんで食べるようアドバイスし、「日常をシンプルにすることで料理の時短になり、食費も浮く」と米中心の食事を勧めた。

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