県内事業所、人材求めアピール−延岡

県就職説明会−高校生の姿も

　２０２３年度県就職説明会は５日、延岡総合文化センターであり、幅広い年代が来場して、人材を求める県内事業所のブースを回りながら担当者の話に耳を傾けた。

　延岡市を中心に県北地域や宮崎市から、卸・小売業、製造業、サービス業、娯楽業、情報通信業、医療・福祉、建設業、森林組合など多様な５８社が出展。ハローワークやヤングＪＯＢサポートみやざき、みやざき若者サポートステーションが就職活動の各種アドバイスや転職、再就職などの相談に応じた。

　１階の展示室２部屋と通路、２階の全室をいっぱいに使って出展事業所のブースをずらりと設置。スーツ姿の大卒予定者や再就職先を求める社会人らに対し、企業の担当者はモニター映像を使うなどしながら、理念や事業へのこだわり、従業員に配慮した労働環境などを熱心にアピールしていた。

　一方、雇用対象ではないものの、将来の進路の参考にしてもらおうと、今年は初めて、高校生と保護者にも参加を案内。市内から両親と来場した高校２年の男子生徒は「まだ具体的には決まっていませんが、事務系の仕事に就きたくて、早めに情報を収集しておこうと参加しました。接しやすい上司など働きやすい職場であれば、待遇は高望みしません」と話した。

◆１０月はオンラインで

　県は１０月１日にも、県内での就職を希望する一般求職者と来春大卒予定者を対象としたオンラインでの「ふるさと就職説明会・面談会」を予定。約２０社が参加予定で、時間を区切りながら、パソコンやスマートフォンを介して対面形式と同じように双方向での説明・質疑応答を実施するという。詳しくは県のホームページで案内している。