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感染ピーク低く抑えられた

本紙掲載日:2020-09-10
1面

休業要請知事、強い危機感で決断

 河野知事は9日、7月下旬から続いた新型コロナウイルス感染症の県内での〃第2波〃への対応を「宮崎市での飲食店の感染拡大の端緒を捉え、県内全域にいち早く休業要請などを行い、感染のピークを低く抑えることができた」と総括した。県議会9月定例会代表質問で二見康之議員(自民、都城市区)に答えた。

 県内の感染は7月22日から急拡大。同月26日に感染拡大緊急警報を発し、27日に西都児湯圏域、30日に県下全域に休業要請を発令した。

 これらの対応について、知事は「感染のピークを低く抑え、経済への影響をできる限り、短期間にとどめなければならないという強い危機感の基に決断した」と振り返った。

 今後は「これまでの経験を踏まえ、医療・経済関係者、市町村の意見を聞き、経済の回復、維持を図る。消費喚起は重要な課題。県内飲食店の積極的な支援と合わせて、安心して飲食店を利用できる環境づくりが大切」と述べた。

 また、知事は、8月に新築移転した宮崎市郡医師会病院の旧施設(同市大坪町)を、新型コロナの対応施設として活用する考えも示唆した。

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