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土砂災害の怖さ学ぶ

本紙掲載日：2020-12-23

8面

模型で土砂災害の仕組みを学ぶ児童

一ケ岡小、防災への知識深める

　県延岡土木事務所（大坪正和所長）による土砂災害防止教室が１５日、延岡市の一ケ岡小学校（鈴木泰昌校長、２４１人）であり、５年生４０人が土砂災害から身を守るための知識を深めた。

　防災意識を高めてもらおうと、６月の「土砂災害防止月間」に合わせて毎年行っているが、今回はコロナ禍によりこの時期に実施。講師として、同事務所河川砂防課の徳丸大悟主任技師ら職員３人が訪れた。

　徳丸主任技師は「土砂災害には土石流、崖崩れ、地滑りの三つがある」と説明。自然災害の中で土砂災害の割合が多い傾向や、「降雨量の増加に伴い、土砂災害も１・６倍になっている」と１９８５年からの統計データを紹介した。

　防災については「自分でできるソフト面の対策が重要」と強調。「どこがいつ危ないのか、ハザードマップや最新の気象情報を確認し、日頃の準備と早めの避難を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

　児童は映像を見たり、模型を動かしたりして土砂災害の怖さや発生の仕組み、避難の大切さを学んだ。松尾優太朗さんは「土砂崩れという言葉は知っていたけど、どういうものが分からなかった。知ることができて良かった」と話した。

土砂災害の怖さ学ぶ

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