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戦没者5114人を追悼

本紙掲載日:2022-04-23
8面
城山公園の殉国慰霊塔前で行われた延岡市戦没者追悼式

読谷山市長ら殉国慰霊塔に献花−延岡

 延岡市の戦没者追悼式は22日、同市東本小路の城山公園内殉国慰霊塔前であった。市民を代表して読谷山洋司市長、本部仁俊市議会議長、山本一丸、中間宏両副市長、白石良盛副市議長が出席し、戦没者へ黙とうと花をささげた。

 同式典は、慰霊塔の前身である招魂碑が建てられた1906年に始まった。毎年、遺族らが参列する合同慰霊祭として行っていたが、2020年以降は感染症対策のため行政関係者のみで行っている。

 式では、読谷山市長がロシアのウクライナ侵攻に言及。「戦地で戦う人だけでなく家族やふるさとも大きな犠牲を強いられるのが戦争。そのようなことが二度と起こらないよう誓い精進していく」と哀悼の言葉を述べた。

 市によると、西南の役以降の戦没者は旧延岡市3871人(延岡大空襲の犠牲者320人を含む)、旧北川町390人。日清戦争以降に亡くなった旧北方町513人、旧北浦町340人を合わせると、5114人の尊い命が戦争の犠牲となった。

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