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ひょっとこ面作り−日向市の日知屋小5年生

本紙掲載日:2022-09-15
3面
自分でデザインしたひょっとこ面をつくる児童

10月の体育発表会−踊りを披露

 地域の伝統文化について学習している日向市立日知屋小学校(春木近志校長)の5年生42人は8日、ひょっとこ面を作った。10月の体育発表会で自作した面を着けて踊りを披露するという。

 この日は、同市財光寺の手作り日向面「笑福舎」の海野数代代表が来校。笑福舎で型取り、くりぬき作業までを終えた面を配布し、児童が行う磨き上げと絵付け作業について説明し「自由な発想で作ってほしい」と呼び掛けた。

 児童は紙やすりで面の表面と内側を磨いた後、事前に下書きしたデザイン画を見ながら、絵の具で色を入れていった。

 肌の色を塗った時点で「何かイメージと違う」とデザイン画で描いた豆絞り(手ぬぐい)とは異なる配色に変更する児童がいた一方、ちゅうちょなく色を重ね「完璧や」と満足そうに面を眺める児童もいた。

 その様子に海野さんは「楽しそうに作ってくれて良かった。私には思いつかない配色や表情があり、興味深かった」とほほ笑んだ。

 黄色と水色の鮮やかな配色で絵付けした末吉みゆりさん(10)は「コロナ禍だけどみんなが元気になるような色にした。踊りは家でも練習してうまく踊れるようになった。本番は見ている人を笑わせたい」と話した。

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