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秋の全国交通安全運動

本紙掲載日:2022-09-26
2面
交通安全を啓発するチラシ、グッズを配る参加者(22日、日向市都町)
のぼり旗を持って街頭に立った高千穂地区交通安全協会岩戸支部の会員ら(21日)

商業施設などで街頭啓発−日向

◆安全で安心な街づくり推進協

 秋の全国交通安全運動(21〜30日)に合わせ、行政や警察、交通指導員などでつくる日向市安全で安心な街づくり推進協議会(会長=十屋幸平市長)は22日、同市都町のトライアル日向店の出入り口と市駅前の2カ所で街頭啓発キャンペーンを行った。

 市職員、日向署員、日向地区交通安全協会の職員のほか、市交通指導員ら約20人が参加。「安全で安心な街日向」などのたすきを掛け、来店者や列車、バスの乗降客に啓発チラシ、グッズなど計100個配布し、交通事故防止を呼び掛けた。

 日向署によると、管内では今年8月、交通事故死ゼロ連続日数240日を達成。良好に推移しているが、物損事故を含む交通事故総数は、前年同期に比べ増加しており油断できない交通情勢にあるという。

 同署の近藤圭交通課長は「管内における飲酒運転の検挙数は8月末で23件もあり、県内でもトップクラス。引き続き、飲酒運転の取り締まりを強化するほか、交通事故抑止に向けたさまざまな活動に取り組んでいきたい」と話した。

◆「安全運転を」通行車両に啓発−高千穂、県道沿いでキャンペーン

 高千穂地区交通安全協会岩戸支部(甲斐哲男支部長、16人)は21日、高千穂町岩戸の県道7号で秋の全国交通安全運動(21〜30日)に合わせた街頭啓発キャンペーンを行った。

 同支部会員8人と高千穂警察署地域交通課の署員7人が参加。「交通安全」と書かれた黄色いタスキを身に着け、飲酒運転根絶や思いやり運転、歩行者優先などを呼び掛けるのぼり旗を持って街頭に立った。

 感染症対策のため啓発グッズの手渡しは中止したが、のぼり旗の効果は大きかった様子。活動した30分間に通過した乗用車はいずれもスピードを落とし、安全運転を意識しているようだった。

 高千穂署地域交通課の横田英士課長(38)は「台風の被害もあり、ご自身の生活や仕事も大変な時に集まっていただきありがたい。私たちも安全運動や無事故に努めていきたい」と感謝。甲斐会長(55)=同町岩戸=は「お年寄りによるブレーキとアクセルの踏み間違い事故が多い。これから日没も早くなるので、早めのライト点灯と併せ、十分に注意してほしい」と話した。

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