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県内の伝統工芸品展示

本紙掲載日:2022-10-03
6面
11日まで開催されている「みやざきの工芸品展2022」

ひょっとこ面や神楽面など−11日まで宮崎空港


 宮崎県の伝統工芸品や工芸品の魅力を発信する「みやざきの工芸品展2022」(県、県物産貿易振興センター主催)が11日まで、宮崎ブーゲンビリア空港オアシス広場で開かれている。新型コロナウイルス感染症の影響で開催は3年ぶり。

 郷土の自然と暮らしの中で育まれてきた伝統工芸品や、優れた技術や技能で作られた匠(たくみ)の工芸品などの良さを知ってもらおうと開催。伝統的工芸品の事業者2社とみやざきの匠6社、県内外で活躍する工芸作家9社が出展している。

 会場では、出展者のブースごとに碁盤や将棋盤、郷土人形、皿やカップなどの焼き物、木工製品、銀細工、革細工などが展示・販売され、空港を利用する県民や観光客らが、高い技術や技能によって産み出された工芸品に見入っていた。

 宝ひょっとこ面(日向市)は、ひょっとこの面や人形、メッセージ色紙、ストラップ飾りなどを販売。メッセージ色紙には希望する言葉を筆書きするサービスも行っている。代表の児玉嘉子さんは「多くの人に作品を見てほしい」と話していた。

 3日からは天岩戸木彫(高千穂町)も出展し、木彫りの神楽面などを展示、販売する。出展者による製作実演なども予定しているという。

 県物産貿易振興センターの永友倫彦さんは「新型コロナで一昨年、昨年が中止となり、3年ぶりの工芸品展。県内外から多くの方に会場に来ていただき、本県の工芸の魅力を知ってほしい」と呼び掛けている。

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