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ガバメントクラウドファンディング−目標500万円

本紙掲載日:2022-10-03
3面
延岡市が寄付募集しているプロジェクトの二次元コード

延岡こども未来創造機構−取り組みへの資金募る

 「延岡こども未来創造機構」の取り組みに対する資金応援を募ろうと、延岡市は、ふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディングを開始した。500万円を目標に、寄付を募集する。

 プロジェクト名は「日本の教育を変え、『人間力』を育む『延岡こども未来創造機構』を応援してほしい」。12月31日まで、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を通じて寄付を受け付けている。

 ガバメントクラウドファンディングとは、自治体が抱える課題を解決するため、ふるさと納税の仕組みを活用し、寄付金の使い道となるプロジェクトに共感した人から寄付を募る仕組み。通常のふるさと納税と同様、寄付金控除が受けられる。

 延岡こども未来創造機構は、延岡ならではの「人間力」を育むことを目的に、新たな仕組みとして今年3月設立。関係団体と連携しながらSTEAM(スチーム)ワークショップや自然体験活動、イングリッシュキャンプなどの事業を行っている。

 運営の財源は、ふるさと延岡応援基金からの繰入金と、市の一般財源からの補助。ガバメントクラウドファンディングを活用することで、新たな財源を確保し、集まった寄付金を事業に活用する。

 返礼品には同機構のプログラム参加体験のほか、障害や認知症を持つ人が製造した思いやり返礼品、木製知育玩具、アウトドア体験などを用意している。制度上、延岡市民も寄付できるが、返礼品の提供はできない。同機構のワークショップなどには市民も参加できる。

 代表理事の読谷山洋司市長は「寄付を通じて、子どもたちの教育を変えていこうという方々との輪が広がることを期待している。ぜひ成果を上げていきたい」と述べた。

 募集概要は「ふるさとチョイス」内にあるガバメントクラウドファンディングのページに掲載。問い合わせは同市の新財源確保推進室(電話延岡20・7175)まで。

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