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創業50周年記念で新商品

本紙掲載日:2022-10-06
2面
1日から販売されている「へべすの玉手箱」
手詰めして試食する十屋市長(右)。左は日吉社長

日吉だんご・「へべすの玉手箱」−日向市東郷町

 来年6月に創業50周年を迎える日向市東郷町の日吉だんご(日吉晃一社長)は、その記念として地域特産の平兵衛酢(へべす)を原料にしたあんを使ったもなかを開発し、1日から販売を開始した。一般公募した商品名は、長友麻奈美さん(日向市在住)が考案した「へべすの玉手箱」を採用している。

 商品は、厚生労働省受託事業で「特産品を活用した新商品のブランディング伴走型支援」の取り組みの一つ。日向市産業支援センターひむか―Biz(ビズ)の松田知子センター長や、マウンテン&バレーの伊森参議代表など専門家のアドバイスや支援を受けて開発した。

 食べる際、自分で皮にあんを手詰めする形式を採用。箱には瓶詰めされた特製のへべすあんと、小豆あん、もなかの皮が入っており、あんの量を調整しながら詰める楽しみや、皮のパリパリした食感を堪能できる。「味はもちろん、食べる時のワクワク感やストーリー性などにも趣向を凝らした」(日吉社長)という。

◆市長にPR

 販売開始を前にした9月26日には、日吉社長らが市役所を訪問。十屋幸平市長に商品を紹介、PRした。試食した十屋市長は「サクサクした食感と、へべすあんのしっかりとした味が楽しめて、大変おいしい」と絶賛した。

 価格は、へべすあんと小豆あんの2種類が入って1490円(税込み)。イオン日向店(日向市)とAコープ一ケ岡店(延岡市)の直営2店舗で販売している。

 日吉社長は「地元をはじめ、県外の人にも味わっていただき、全国に発信していきたい」と話している。

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