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調停制度発足100周年

本紙掲載日:2022-10-15
3面
20日まで行われる「調停制度発足100周年広報パネル展」

2カ所で順次パネル展−裁判所

 対立している当事者の話を聞き、納得のいく公平で妥当な解決策を働き掛ける調停制度が誕生して今月で100周年を迎える。宮崎地方・家庭裁判所は、同制度への理解を深めてもらおうと、「調停制度発足100周年広報パネル展」を開いている。無料。

 会場は20日まで延岡市本小路のカルチャープラザのべおか1階で。11月22日から28日まではイオン延岡店で開催する。

 調停は、主に裁判官と2人の調停委員からなる調停委員会が、当事者双方の言い分を聞き、解決に向けた「話し合い」を行う手続き。金銭トラブル、交通事故のトラブルなどを取り扱う「民事調停」と、相続や夫婦関係トラブルなどを取り扱う「家事調停」の2種類がある。

 いずれも裁判に比べて手続きが簡単で費用も安い。また判決と同じ効果があること、秘密が守られることも円満な解決が期待できる特徴という。

 展示会では、こうした制度の仕組みや概要、歴史のほか、調停の流れ、メリットなども分かりやすく解説。調停制度100周年を記念したイメージキャラクター「オオミミアイ」などのイラストも添えられ、親しみやすくなっている。

 カルチャープラザのべおかでの展示時間は午前9時から午後5時まで(17日は休館日)。

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