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鳥インフルエンザ防疫演習

本紙掲載日:2022-10-17
3面
高病原性鳥インフルエンザ発生の本格的なシーズンを前に行われた防疫演習

初動手順など確認−東臼杵農林振興局

◆シーズン前に取り組み

 高病原性鳥インフルエンザ発生の本格的なシーズンを前に、県東臼杵農林振興局は14日、延岡市愛宕町の延岡総合庁舎で防疫演習を行い、同振興局や保健所の職員ら約50人が初動の作業手順などを確認した。

 同振興局の福田芳光局長は「現地対策本部としては感染を広げないための対策を迅速に実施することが重要。防疫演習に緊張感をもって取り組んでほしい」とあいさつ。延岡家畜保健衛生所防疫課の前田浩二課長が高病原性鳥インフルエンザと豚熱の防疫対応について講義した。

 演習は、10万羽を飼養する日向市内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの想定で実施。防疫支援や消毒ポイント運営、埋却など6班に分かれ、県のマニュアルなどに基づいて作業手順を確認し、課題を整理した。

 同日はまた、消毒ポイントで使用する動力噴霧器の作動演習も実施。未経験の職員らが参加し、エンジン始動から噴霧まで、実際に作動させて手順を確認した。

 高病原性鳥インフルエンザは県内で2020年度に12件発生し、92万8000羽を殺処分。このうち、同振興局管内では2件発生し、8万6000羽を殺処分した。21年度は県内での発生はなかった。

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