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介護の知識、技術学ぶ

本紙掲載日：2022-10-19

2面

１３日に開講した延岡市高齢者福祉協会の介護教室。初回は市岡富地域包括支援センターのy吉髙所長が講話した

２２年度教室、３２人が受講－延岡市高齢者福祉協会

　延岡市高齢者福祉協会（渡部恭久理事長）の２０２２年度介護教室は１３日、市社会教育センターで開講した。今年度は３２人が受講。来年１月２６日まで月２回のペースで開講し、調理実習を含む全８回の講座を予定している。

　教室は、高齢社会を迎え、誰もが介護をする立場、される立場となる可能性が高まる中、基本的な介護知識や技術を学んでもらおうと実施している。

　開講式では、渡部理事長が「少子高齢化の影響で働き手が不足する中、皆さまが進んで介護分野の技術などについて学ぶことは、大変、有意義なこと」とあいさつした。

　この後、第１回の講座があり、市岡富地域包括支援センターの吉髙千賀所長が講話。市内の高齢化率が年々増加している現状を踏まえ、介護保険の重要性や、その基本理念、申請手順などを説明した。

　また、健康寿命を延ばす頭の体操なども紹介。「楽しく生きていくコツは〃心の健康〃」と強調し、「料理や運動など、自分のための時間をつくって、心のバランスを保ちながら人生を送ってほしい」と呼び掛けた。

　延岡市北新小路の女性（６０）は「今回の講習だけでも初めて知ることがたくさんあった。私自身、同居する母を介護中の身なので、今後に生かせていければいいなと思う」と話していた。

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