台風１４号被害−県まとめ第３報

さらに増え７００億円

◆土木４０３億円、農業１４３億円商工関係も２０億円

　県は１９日、台風１４号に関する被害状況（第３報）を明らかにした。同日現在の被害額は総額７００億５６００万円に上り、７日に発表した５３９億４８００万円から１６１億８００万円増えた。

　県によると、被害額は土木関係（１４３８カ所）４０３億６５００万円、農業関係（２６７２カ所）１４３億９３００万円、森林関係（６６５カ所）１０７億７３００万円、商工関係（８６０カ所）２０億７４００万円、水産関係８億５６００万円、公共施設（１４１カ所）７億３８００万円など。

　被害の最も大きい土木関係の内訳は、道路関係（１０３７カ所）２６０億３７００万円、河川関係（３７０カ所）１１５億２１００万円、港湾関係（７カ所）１０億４０００万円、砂防関係（１４カ所）７億４５００万円、下水道関係（４カ所）５億６２００万円など。

　農業関係の被害は農地・農業用施設など（２６７２カ所）１０５億２３００万円、農作物などが３８億７０００万円。

　住家被害は１５５８棟で、内訳は全壊５棟、半壊１３２棟、一部破損２５８棟、床上浸水６３４棟、床下浸水５２９棟。

　数値については今後増減する可能性がある。また、被害金額には調査中のため計上されていないものもある。農作物や養殖物、水産関係、漁港などの被害の箇所数については、面積や頭羽数、件数で把握するため表記していない。

　過去の主な台風災害の被害額をみると、０５年の台風１４号の１２８８億５４００万円、０４年の台風１６号の４６９億４９００万円、１９９３年の台風１３号の４５１億２１００万円、９７年の台風１９号の４４３億１０００万円などがある。