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実効再生産数の見方−感染引き続き減少傾向

本紙掲載日:2022-10-22
2面
実効再生産数の見方について(佐藤圭創医師作成)

新型コロナ週刊トピック

 県内の新型コロナウイルス感染者数は、延岡市内でクラスター(感染者集団)が発生するなどして、今週は前週の同じ曜日を上回る日がありましたが、全体としては引き続き減少傾向にあります。

 実効再生産数も宮崎県は18日現在、0・97で基準値の「1」を下回り、今後も減少傾向が続く見込みです。一方、32都道府県が基準値を上回り、全国平均は1・05となりましたが、これは連休(8〜10日)の一時的な影響とみられています。

 今週はこの実効再生産数の見方を中心に、県新型コロナ対策調整本部の佐藤圭創特任医師による今後の動向予測、留意すべき点についてお伝えします。

◆春から夏の拡大からなぜ減少したか−見かけの再生産数減少したため

 今年はオミクロン株のBA・4やBA・5が全国で猛威を振るい、春から夏にかけて新型コロナの感染が爆発的に拡大しましたが、現在は感染者数が減少しています。

 その理由を佐藤医師は、.泪好・〃3密〃回避・換気徹底・手洗い励行感染・濃厚接触・無症候感染(症状がないため気付いていない感染)に伴う抗体の上昇ワクチン接種者(3回以上接種)の増加――により、「見かけの実効再生産数」が減少したためだといいます。

 実効再生産数は「1人の感染者が平均して何人に感染させるか」を表す指標です。この値が高いほど感染が急速に拡大していることを意味し、逆に1より少ないと感染者数は減少傾向にあることを意味します。

 〃見かけの――〃と表現しているのは、新型コロナそのものの感染力だけでなく、人の移動やマスク着用の有無など、その時々の人為的な影響で増減する感染者数を基に計算しているためです。

◇増えればねずみ算式で増加

 このように、実効再生産数はこれから先の感染者数の増減を推計する簡易的な目安となるわけですが、その値をどのように見ればよいのでしょうか。

 BA・5が流行してからの実効再生産数は、ウイルスの感染力により3日間(ないし5日間)を期間の単位として計算しています。これに当てはめると、実効再生産数を3とした場合、感染者1人から、3日目に3人、6日目には9人、15日で243人、3週間(21日)で2187人まで、ねずみ算式に感染していくことになります。

 逆に、感染対策の徹底や感染拡大による集団免疫の効果などで見かけの実効再生産数が1未満に低下すれば、3週間経過しても感染者は増えないと見込めるわけです。

◇到来の条件そろいつつある第8波−十分な備えを

 佐藤医師によると、3回目以降のワクチン接種、あるいはBA・5への感染から3〜4カ月が経過すると抗体価(免疫力)が減少するため、今後は見かけの実効再生産数が増加に転じる可能性があります。

 18日に報告された県内の感染者数368人のうち延岡市は93人で、宮崎市の90人を超えて県内最多となりました。実効再生産数は17日時点で、8月と同水準の1・25まで上がっています。

 さまざまなイベント開催などで人の動きが活発化し、以前よりもマスクを外す場面も増えていることに加え、寒冷・湿度低下などでウイルスも広がりやすくなり、感染再拡大の「第8波」が到来する条件がそろいつつあります。

 佐藤医師は「感染者が減少した理由を考えると、今後、再び増加することは容易に想像できる」として、「いまのうちに第8波に対する十分な備えをしておかねばならない」と指摘しています。

 政府が「屋外は原則不要」と緩和する方向に見直しを進めているマスクの着用基準に対しては、「感染が現在のように減少している場合の緩和は可能だが、今後、増加傾向に転じたときに緩和したままでは、感染増加の勢いは止まらないことを念頭に置いておく必要がある」としています。

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