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うそ電話詐欺−日向の女性210万円被害

本紙掲載日:2022-10-24
3面

「名義貸して」男2人から電話

 日向署は22日、日向市内に住む70代女性が、男2人によるうそ電話詐欺(架空請求詐欺)にだまされ、現金210万円の被害に遭ったと発表した。

 同署によると、女性宅の固定電話にかけてきたのは不動産会社社員と介護施設職員を名乗る2人。

 まず、15日に不動産会社員を名乗る男から「新しくできる介護施設の入居者候補の名簿に名前があります。名義だけでも貸してほしい。入居にかかる1千万円はこちらで用意します」などと電話があり、女性は名義だけ貸すことを了承した。

 その後、介護施設職員を名乗る男からは「あなたの名義からの1千万円が入っていません」などと電話があった。このため、女性が名義だけ貸したことを告げると「名義貸しは犯罪になる。あなたには1千万円を支払う義務がある。

 支払わなければあなたの口座が使用できなくなる」と言われた。

 女性が支払い可能額は210万円だと伝えると、男から「残りの金額はなんとかするので210万円を用意してほしい」と言われ、男らに依頼された日向市内の宅配業者から指定された住所宛に18日、現金を送った。さらに、市内のATMで指定された口座に現金を振り込み、合計210万円をだまし取られた。

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