県教職員表彰、県北から３人

優れた教育実践

　２０２２年度県教職員表彰式は２６日、宮崎市の県電ホールであった。本県教育の振興、研究、改善に努め、優れた教育実践を行った教職員ら２３人が教育功労者表彰などを受け、黒木県教育長が賞状を贈った。

　表彰は、教育の振興と本県の教育力向上を目的に実施。５０歳以上で勤務２０年以上は教育功労者表彰、５０歳未満で勤務１０年以上は優良教育実践表彰、５０歳未満で勤務１０年未満は若手教職員等奨励賞を贈っている。

　県北からは、岡富中学校の佐保博光指導教諭（５５）が教育功労者表彰、日向ひまわり支援学校の柊山貴仁教諭（４８）が優良教育実践表彰、諸塚中学校の椎葉良慈教諭（３１）が若手教職員等奨励賞に輝いた。

　佐保指導教諭は、授業実践の成果を公開授業や研修会で積極的に広め、教員の指導力向上に寄与。地域に根差したキャリア教育を通して、生徒が主体的に考える授業、学級づくりに尽力している。

　柊山教諭は、県のチーフコーディネーターとして各学校の特別支援教育の課題解決に尽力。地域のコーディネーターが対象の研修会などで講師を務め、地域の特別支援教育の向上に貢献している。

　椎葉教諭は、剣道部顧問として部員を全国大会に導くなど優れた指導力を持ち、同村の体育協会スポーツ奨励賞を受賞。部活動に限らず、全業務に他の模範となる熱意を持って取り組んでいる。

　式で、黒木県教育長は「教育界のリーダーとして一層活躍し、本県教育の充実、発展に尽力してほしい」と激励。代表で高鍋西中の染矢直樹指導教諭が「子どもの幸せのため、常に笑顔で一緒に学び成長する教師を目指す」などと謝辞を述べた。