生涯スポーツ功労者−大嶋さんに文科大臣表彰

陸上競技、普及発展に尽力

　スポーツ庁はこのほど、２０２２年度生涯スポーツ功労者と生涯スポーツ優良団体の被表彰者を発表し、県北から宮崎陸上競技協会理事で延岡市陸上競技協会副会長の大嶋一誠さん（７７）＝延岡市下伊形町＝が生涯スポーツ功労者（文部科学大臣表彰）を受けた。

　表彰は、地域や職場でスポーツの健全な普及と発展に貢献し、地域でのスポーツ振興に顕著な成果を挙げた個人、団体に贈られる。今年度は大嶋さんら県内４人、１団体を含む全国１５８人、１０２団体が選ばれた。

　大嶋さんは１９６７年から延岡市陸上競技協会の役員として、児童から一般まで幅広く大会の企画や運営を行い、競技人口拡大に貢献。２０１２年からは同協会副会長を務め、審判長や技術総務部を担い、競技の普及と発展に尽くしている。

　また、０８年からは県陸上競技協会理事。投てき種目のヘッドコーチとして競技力向上に寄与し、１０年からは県内高校部活動の外部コーチとして若手の競技者育成に努めている。

　これまでに県陸上競技協会功労者表彰（０５年）、県体育協会スポーツ功労者表彰（１５年）、県教育長生涯スポーツ功労者表彰（１８年）を受けている。

　大嶋さんは「この年になって受賞し、ありがたく喜ばしい。体の続く限り、子どもたちのレベルを上げる努力をしていきたい」と喜びを語った。

　大嶋さんのほか、表彰を受けた個人（敬称略）、団体は次の通り。

【生涯スポーツ功労者】肥後欣子（小林市、県レディースソフトテニス連盟会長）河野和久（宮崎市、県空手道連盟理事長）長友恵子（宮崎市、県レクリエーション協会監事）

【生涯スポーツ優良団体】南空会（西都市）