新川水流橋で作業体験−北方学園小
本紙掲載日：2022-11-04
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架け替え工事現場を見学
延岡市立北方学園小学校（池野宗宏校長）の６年生２３人は１０月２７日、同市北方町の五ケ瀬川で架け替え工事が進められている川水流橋の建設現場を見学し、作業技術の一部を体験した。
橋桁などの上部工がほぼ完了し、来月下旬開通のめどが立ったことから、現場を担う横河ＮＳ・清本特定建設工事共同企業体と県延岡土木事務所が企画。児童は３班に分かれ、新しい橋の上と周辺で�々盻蟶邏伴屬了郛茘▲椒襯箸猟�め付け��ＶＲ（仮想現実）安全教材―を体験した。
このうち、高所作業車は橋の上に止めた車両の作業台に乗り込み、アームを伸ばして高さ約１０メートルまで上昇すると、ゆっくり回転させてもらいながら３６０度の景色を展望。安全教材は実際にその場にいるかのような画像が広がるＶＲゴーグルを装着し、作業員が現場入りする前に転落などの危険察知・防止策を学ぶ研修を疑似体験した。
ボルト締めは同現場に用いられている高力ボルトを、手持ちの専用機械で鉄骨に固定させる作業を体験。高力ボルトは十分に締め付けられると、先端の突起部分が破断する構造になっており、子どもたちはその「プチン」という感触を楽しむように、代わる代わる作業した。
清本鉄工（本社・延岡市土々呂町）の担当者は、新たな川水流橋（上部工）が全長２７０メートル、重さ８５０トンの鉄製で、同社で製造した長さ１２〜１３メートルの部材と高力ボルトを使用し、つなぎ合わせて建設されていることを報告。高力ボルトは３万８千本近く用いられていると説明した。
最後には舗装前のコンクリート路面に、児童たちが「将来なりたい職業」を自由に描き、小型ドローンで上空から記念撮影。参加した藤田和己さん（１１）は、「高所作業車に乗って、ふだんは見られない上からの景色がよく見えた。新しい橋は手すりや歩道があって広く、渡るのが楽しみ」と話した。