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第4期生8人に認定証

本紙掲載日:2022-11-09
2面
「宮崎いのちの電話」の相談員認定証授与式

宮崎いのちの電話相談員

 自殺予防のための電話相談「宮崎いのちの電話」の相談員認定証の授与式は6日、宮崎市の県総合保健センターで開かれた。養成研修を修了し新たに相談活動に加わるボランティア相談員第4期生8人が、運営する特定非営利活動法人宮崎いのちの電話の池ノ上克理事長から認定証を受けた。

 授与式には法人の理事らも出席。第4期生一人ひとりに認定証を渡した池ノ上理事長は「本県の自殺対策に携わっていただけることを感謝する」とあいさつ。河野知事が「いのちの電話は極めて重要な役割を果たす」と述べ、激励した。

 第4期生は、1月16日から10月23日まで約10カ月にわたり、相談員の心構えや必要な関係事項の座学、傾聴の方法、模擬電話の対応など講習、演習、実習など養成研修を受講。今月からボランティア相談員としての活動をスタートする。

 いのちの電話は、1953年に英国のロンドンで開始された自殺予防の電話相談に端を発し、日本では71年に東京で初めてボランティア相談員による電話相談が開始されたとされる。

◆第5期生を募集中

 宮崎いのちの電話は、2019年の開始から3年が経過。開局当初の相談件数は月100件に満たなかったが、現在は300件を超える。県内の相談員は4期生を含め93人となったが不足している状態で、現在、来年の養成研修受講生(第5期生)を募っている。

 相談時間は月、水、金、日曜日が午後9時から午前4時、火、木、土曜日が午後6時から午前4時で、電話番号は(電話0985・89・4343)または(電話0570・783・556)。第5期生募集などに関する問い合わせは事務局(電話0985・33・9557)。

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