たかちほハートフル作品展

ポスターなど８００点を展示−個性豊かな作品ずらり

　高千穂町在住者や縁がある人の美術作品を展示する「たかちほハートフル作品展」が１３日まで、町武道館で開かれている。観覧無料。開館は午前９時〜午後５時。町生涯学習推進会議主催。

　毎年１１月の第２土曜日に開かれ、多彩な演目で盛り上がる「町民のつどい」に代わる試み。同イベントが新型コロナウイルスの影響で２年続けて中止となり、いまだ懸念が残る状況であることから、町民の生涯学習活動や創作活動の発表の場とするために初開催した。

　会場には各種団体や子どもたち、町公民館講座の受講生らによる作品約８００点を展示。個性豊かなポスターや生活リズムを題材にしたクスッと笑える三行詩、カラフルなハンドメードの編み物などに加え、飼料袋のエコバッグといったユニークな作品が数多く並ぶ。

　また、町内の語り部グループ「よせなべ会」の昔話、手話サークルたかちほのコーラス、町文化協会加入団体による舞踊や民謡等を収録した動画を上映。高千穂町出身の画家・佐藤都さん（福岡県在住）が夜神楽三十三番を１枚ずつ描き、解説を付けた絵画なども観覧でき、見応えのある展示内容となっている。

　初日の１１日に家族と訪れていた飯干虎徹さん（６）＝同町押方＝は「僕が描いた絵が展示されていたのでうれしかった」と笑顔。開催を担当する町教委の渡邊美智子係長（４５）は「幼児から高齢の方まで、幅広い作品を展示している。ぜひ足を運び、皆さんの活動の成果をご覧ください」と呼び掛けていた。